前巻ラストで、隠れていた穴からハイブリッド熊にほじくり出されてしまったサスケ。その場にいるのは小雪、小鉄、幸四郎、そしてGB。戦力としてはとても数えられない連中ばかりである。後から追う影虎は果たして間に合うのか? それともサスケは喰われてしまうのか? そんな大ピンチの中、決死のダイブをする者が???!!
それが何者なのかは勿論ここでは言えないが、最強生物と対峙しているのが奥羽の猛者達ではなく、弱者であると言う構図に、いつにも増して涙を誘われてしまう。
そして更に、『銀牙』時代からのファンにとっては涙を流さざるを得ない事態が…。また一匹(ひとり)、伝説の漢(おとこ)が星になる。そしてその死が、後々の展開への布石となってゆくのである。憎い演出である。