みさと美夕稀インタビュー -1-
【みさと美夕稀プロフィール】
■プロフィール
3月10日生まれ。うお座。O型。スリーサイズは全体的にミニマムサイズ(本人談)。
1988年。成人向け漫画家として大洋書房「イチゴみるく」にてプロデビュー。同社が新創刊した成人向け雑誌「ポプリクラブ」にてはじめてのシリーズ連載を経験。1993年。大洋図書「SHY」にてやおい漫画家デビュー。1998年。白泉社小説花丸第二十回新人賞投稿作品「不肖の彼」にて文庫本デビュー。現在に至る。愛猫めると、同居人とともに東京の片隅にてひっそりと執筆活動中。

花恋ではノベルズの作品を連載されているみさと先生。
今回のインタビューは対談式ではなく、質問シートに自由にお答え頂きました!

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■本文1回目

■1回目■
--ペンネームの由来を教えてください

もともと成人向け作家で、男性名前のペンネームだったのですが、とある社会的事件をきっかけに、担当さんが「女性作家であることを強調できるペンネームに変えて欲しい」と提案され、今のペンネームに。
名前のほうは、自分の本名に近いのですぐに決まったのですが、苗字はかなり悩みまして、そんな時、当時ヒットしていた「マイレボリューション」がラジオから流れた瞬間「あ、みさとっていう苗字、いいじゃないか!」と。
結果、どっちが名前でどっちが苗字だかわからないペンネームに(笑)

--まんが家としてのデビューまでの経緯を教えてください。

中学二年のときに、別冊マーガレットに投稿したのが最初の一歩でした。
それから16Pに収まったら別マ、それ以上になったらページ数制限の無かったなかよしの漫画スクールに投稿していました。隔月くらいでマメに投稿していました。
その頃付いてくださった担当さん達から漫画を描くためのノウハウを丁寧に教わることができたのが今でもラッキーだったと思っています。
結局少女マンガ家としてデビューできず五年以上の投稿生活に終止符を打って、社会人になったのですが、イラストを投稿していた雑誌の編集さんが「今度、新しく雑誌を作るから漫画描いてみない?」と。棚から牡丹餅のようなプロデビューでした(笑)。
それが、ロリコン雑誌だったという(笑)。初めてのH漫画がプロデビュー作です。
ちなみに、小説も投稿してデビューしました~。

--先生のフェイバリットするアーティストは?(ジャンルは問いません)

画家で好きなのは、東山魁夷、智内兄助です。
歌手なら、中島みゆきってすごいなぁ、と思います。また深夜ラジオやってほしいなぁ。さだまさしとか。
伊集院光も、大好きです。深夜ラジオがおともだち世代なので(笑)

--執筆活動において、影響をうけているもの(映画や、音楽などジャンルは問いません)

いろいろなものから影響は受けていると思います。
良いものを見たり、聞いたり、触れたりすると、すぐにそれらを形にしたくなりますし。

でも、一番影響を受けるのは、人々の日常会話。
駅や街で何気なく耳に入ってくる会話からインスピレーションを受けることが多いです。

弁護士モノなどを描く(書く)ときは、裁判所の食堂に入り浸ったり(笑)

--ご自身の作品で印象に残っている作品を教えてください。印象に残った理由、またはエピソードもお願いします。

やはりやおいデビュー作の「PureWhite」でしょうか。
医者モノ(描いていた当時はサラリーマンモノという分類)だったのですが、じつはこれを描いているときに持病の胃潰瘍を悪化させて入院、ベッドの上で画板を使って左手から点滴と輸血(大量に吐血してしまっていたので・笑)をしながら下絵を描き、週末に外泊許可をもらってペン入れをしたという。打ち合わせは病院のナースステーションの電話でやっていました。
医者をネタにした呪いかと本気で思いました(笑)

--先生の理想の男性像を教えてください。

よく働く男の人。自分の仕事にプライドを持っている人。
自分の父親がそういう人なので。ということは父親が理想の男なのか(笑)
でも、そんじょそこらにはいない「いい男」ですよ。私の父は。
見事なファザコンですね。なので、男性を見る目は厳しいですよ~(笑)

--もし小説家・漫画家以外の職業につくとしたらどんな職業を選びますか?

今でもたまに言われるのですが「作家の仕事無くなったら編集者に戻らない?」……鬼編集にでもなりましょうか(笑)
やっぱり、本に関わっている仕事につくでしょうね。でも、できれば死ぬまで作家でいたいなぁと(笑)

--最近はまっている趣味はありますか? それは何ですか?

同人誌!今までもやっていたじゃないか!と突っ込まれそうですが(笑)
はじめて「二次創作」の楽しさに目覚めてしまいまして。オリジナルの同人誌活動をじつは凍結中なのです。
友人におんぶに抱っこの状態ですが、サイトもやってます。オリジナルのサイトでさえ持っていないのに(笑)
サイトに興味を持ってしまわれた方は、編集部経由で「サイトアドレス希望」のご連絡をくださいませ。こっそりご案内いたします(笑)
成人向けサイトなので、18歳未満の方はごめんなさいっ。

BLについて

--初めて読んだBL作品は何ですか?また、BLを読むようになった切っ掛けを教えてください。

たぶん「風と木の詩」が最初に読んだ作品ではないかと。雑誌連載の第一回目でした。ジルベールが男の子だとは思っていなかった当時…。
あとは、LaLaを愛読していたので(笑)、それらしい作品は普通に読んでいたと思います。

本格的にBLを読んだのはじつは仕事で「やおい漫画を描いてください」と言われて、慌ててアニパロの本や
アンソロジーを買って読んだというくらいBLに対して無知で、それは今でも変わらなく、未だに読者様や同業の方から突っ込みが入ったりするくらい(汗)

--BLではないけれどBLっぽい雰囲気を感じた、お気に入りの作品がありましたら教えてください。

名探偵ホームズとか、少年探偵団とか、昔の名探偵モノ作品ってかなり「ぽい」と思います!
あと、私を二次創作に走らせた少年漫画は確実に(笑)
おまえ、それは「リスペクト」じゃなく「愛とか恋だ!」みたいな(笑)
男同士の友情を描いた男性作家の作品は基本的に「BL」要素が高いと思います。

--普段はどんなBLまんが、およびBLノベルズを読みますか?

基本的にはハッピーエンドものが好きなので、そういった作品を。

--ボーイズラブに関して先生の嗜好をお伺いします。
・萌えるシチュエーション、そしてなぜそれがツボなのかを教えてください。

年下攻め。下克上。
立場が逆転するシチュエーションが好きなんです(笑)
だから、背の低い人が大きい人を…というのも好きです。
あと、攻がカリスマだったり、ロボ系だったりするのに、好きな人の前ではダメダメになってしまうというシチュエーションも大好きです。
これも、やっぱり逆転シチュですよね(笑)

--みさと先生は、どんな時&状況でお話の内容を考えたり思いついたりされますか?


たいてい、ぼんやり散歩中とか、あと、担当さんとの打ち合わせの中でひらめいたりすることが多いです。
なにしろ、四畳半作家(日常作品作家)なので、エピソードは身近なものからこつこつと。
--これから描かれたい作品などありましたら、ネタバレしない程度に教えてください。

弁護士モノ、法曹界モノはまだ書きたいエピソードやネタがいっぱいあるので、それらを細々と書き続けていけたらなと思っています。
あと、それ以外ならファミレスもの。デビューコミックスがファミレスものだったということもありますので、原点に還るといいますか(笑)タならいくらでも出せます(笑)リアルなエピソードで本格ファミレス作品(笑)

次回5月28日公開に続く


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