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ミナミの帝王
超法律学
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磯貝 英男 監修
天王寺 大
郷 力也 編著
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○● 必ず覚えたい! 金銭貸借の基本ルール ●○
どんな名前かて金貸しは金貸しや
クレジット、ローン、リースはすべて借金
▼金を貸す業者は金貸し
金貸しというと、どうしても高利貸しというイメージがありますが、金を貸している人、つまり金を貸してくれるという意味で考えれば、サラ金をはじめ銀行、郵便局、信用金庫から国民金融公庫などの公的機関まで金貸しということになります。金利がどうであれ、返済方法がどうであれ、金を貸して利息を取り、元金を回収するということが同じであれば、どのような組織であろうと金貸しにほかなりません。萬田銀次郎も、その金貸しです。
ですから、“金貸し”というのは“立派な職業”であるといえるのです。もちろん、ピンキリなのですが……。
しかし、どんな職業でもピンキリがあるのですから、何も金貸しだけが特別ではありません。金を借りる立場から、ピンの金貸しとキリの金貸しがあるだけなのです。金利は安く、貸付期間が長く、担保も不要で、たくさん貸してくれて、頼めばすぐに貸してくれる金融業者が、借主にとってはピンの金貸しです。
▼条件によって金貸しを決める
いくら貸してくれるのか、いつまで貸してくれるのか、担保はどうなるのか、利息はどうなるのか、すぐに貸してくれるのかどうか、保証人が必要なのかどうか、何に対してだったら貸してくれるのか、自分の信用状態、会社の信頼状況で本当に貸してくれるのかどうか−−金を借りようとするときには、いろいろな条件を考えて、それに適合する金融業者を選ぶものです。『ワルの会社設立法』(コミックス第1巻)では、浅田浩二は銀次郎を選んだわけです。
一方、金融業者が金を貸すときにも、いろいろな条件を考慮して、貸す貸さないを決めるのは当然のことです。借主の立場ではなく、貸主の立場でものを考えるわけです。
つまり、金を貸して儲けなければならないわけです。これは、商品を売って儲ける、建物を建てて儲けるのとかわりがありませんから、きちんとした予測を立ててから業務を遂行するわけです。信用調査をするのもそのためですし、担保を取るのもそのためです。
ですから、「金銭消費貸借契約」も「商品売買契約」も同じ商売上の契約であるわけです。なお、金融業者のうち銀行などを除くと、「貸金業規制業法」によって、次のような業者が登録をしなければ営業できないとされています。
1) クレジットカード会社 2) 総合リース会社 3) 消費者金融業者(ローン会社)
4) 質屋 5) 信販会社 6) 手形割引業者 7) 金銭貸借の媒介業者