ミナミの帝王
 超法律学
磯貝 英男 監修
天王寺 大    
郷 力也  編著



○● 必ず覚えたい! 金銭貸借の基本ルール ●○


系列が違えばカードがつくれるんや サラ金系から外資系までカードいろいろ


▼信用情報機関は4つある

 日本には、なぜか信用情報機関が4つあります。なぜ4つあるのかはわかりませんが、それぞれ独自の消費者信用情報を金融機関に提供しています。
 サラ金業界がつくっているのが「全国信用情報センター連合会」(JDB)です。  銀行や銀行系クレジット会社などがつくった「個人信用情報センター」(JIC)が銀行協会の中にあります。  信販などのクレジット会社を中心にしてつくられたのが「信用情報センター」(CIC)で、メーカー系のカード会社も加盟しています。

このほか、外資系消費者金融会社がつくった「セントラル・コミュニケーション・ビューロー」(CCB)があり、流通系クレジット、信販・銀行系カード会社なども一部加入しています。
 これら4つの機関が、消費者を管理しているわけです。


▼情報交換がきちんと行なわれているか

 4つの信用情報機関には、それぞれ“顧客”のブラック情報(事故情報)とホワイト情報(取り引き情報)が登録されていることになっていますが、“顧客”にはどのような情報が蓄積されているかはっきりわかりません。また、4つの機関が相互にどの程度の信用情報の交換をしているかもはっきりわからないのです。

 そこで、自分の信用情報を知りたければ、それぞれの機関に問い合わせれば答えてもらえることになっています。
 商品を購入するために、クレジットの申し込みをしたところ、まったく心当たりがないのに、ブラックだと言われて、クレジットを拒否されるというトラブルが最近増えてきました。そのときは、遠慮なく信用情報機関に問い合わせることです。大蔵省や通産省は、各機関に対して本人から信用情報を開示するように請求があったときは、本人であることを確認したうえ、これに応じるよう通達を出しています。情報が事実でなければ、誤情報の訂正・削除を申し出ることができます。損害賠償請求もできます。

 このように信用情報が錯そうしていることから、
『したたかな客』(コミックス第8巻)で南原源三に、萬田銀次郎が指示したように何枚ものカードを作成して、不正使用している人があるのではないかと……。そんな“情報”をちらほらと聞くことがある昨今です。