|
ミナミの帝王
超法律学
|
磯貝 英男 監修
天王寺 大
郷 力也 編著
|
|
○● 必ず覚えたい! 金銭貸借の基本ルール ●○
とにかく短い時間にどんどん買<こ>うてしまえ!! クレジットカードの悪用いろいろ
▼カードもいろいろな種類がある
クレジットカードには、銀行系、信販系、流通系などがあります。
銀行系のカードというのは、銀行の大手6社が発行しているもので、JCBカード、DCカード、VISAカード、UC、MC、ダイナースカードがあります。
信用系のカードとは、オリエント・コーポレーションなどの信販会社が発行するもので、分割払いができるカードです。
流通系のカードは、百貨店やスーパーなどが発行するもので、発行店か、系列会社でしか使用できないというのが原則です。
このほか、各地の商店街やJTBなどの旅行会社、化粧品会社、航空会社、家電会社が発行するカード、ガソリンスタンドで発行する石油系クレジットカード、専門店系のカードなどがあります。
それぞれの系列でカードが発行されますので、1人で何十枚ものカードを持てるのです。
▼一時しのぎでクレジットカードを悪用
借金漬けになっている人は、一時逃れにもこのクレジットカードを使うことになります。カードで品物を買いあさり、その足で質屋に飛び込んで金にするという手です。カードが系列ごとに何枚もあるということになると、ちょっとした大金が手に入ります。
悪質なサラ金では、このことを知っていて、返済が滞った客のクレジットカードを担保にして、返済できなくなると、そのクレジットカードによって支払いに当てるというのも少なくないのです。返済が滞ったときにクレジットカードを使用して、返済に充当させるところもあるといいます。
サラ金業がクレジットカードを担保として金銭を貸すことは割賦販売法違反で、違反すれば1年以下の懲役または30万円以下の罰金となります。クレジットカードを使用して返済に充当させるのも刑事罪の対象になります。
また、買取屋や金融ブローカーが、親切ごかしで、借金漬けの人にカードで片っ端から家電製品などを買い物させ、買った品物を定価の3〜4割のバッタで買うということまでやります。『したたかな客』(コミックス第8巻)の南原源三も、この手で萬田銀次郎の手配で債務返済の一時しのぎをします。しかし、そうなればいずれガサッとクレジット会社から請求がくるだけです。