ミナミの帝王
 超法律学
磯貝 英男 監修
天王寺 大    
郷 力也  編著



○● これで万全! 債務整理の必勝テクニック ●○


好きなようにしておくんなはれ!
本人の借金と家族の問題


▼借金した本人だけの問題

 「貸金業規制法」に関する大蔵省通達では「法律上支払義務のない者に対し、支払請求したり、必要以上に取り立てへの協力を要求してはならない」と規定されており、親であろうと、兄弟であろうと、配偶者であろうと、子供であろうと、債務者の借金を返済する必要など、これっぽっちもありません。借金した本人だけの責任で処理する問題です。
『金貸し純情編』(コミックス第3巻)の新山和哉の母親が、次のように言うのももっともなことです。

「わたしのこの10年はこの子の尻拭いのためにあったようなもんなんです。2年前に堪忍袋の緒が切れて親子の縁を切ってからはもう赤の他人です! 警察に突き出すなり、焼いて食うなり、好きにしておくんなはれッ!」

 ところが多くの親は、バカな息子でもかわいいといって、子供の借金の肩がわりをしてしまうのです。そこが金貸しのつけめなのです。  子供に代わって返済するにしても、今後の子供のためになるようにすべきです。


▼弁護士に依頼するのが無難

 子供のために、親が代わって子供の債務をどうしても整理してやりたいというのであれば、自分でやらずに、きちんと弁護士に依頼して、利息制限法などに基づいて債務の整理をしてもらうことをおすすめします。
 とかく身内の者が債務整理を行なうということになると、どうしてもサラ金のいいなりの金額を支払って事をおさめてしまうことが多くなってしまうものです。こうなると、サラ金は子供をお得意さんと見ることになりますから、1度債務整理をしたところで、2度、3度とサラ金のえじきになるということになりかねないのです。

 一方、弁護士に依頼して債務整理をしてもらえば、サラ金に対して利息制限法に基づいた、かなりきびしい提案をすることになるはずです。  そこで、サラ金は債務者を要注意人物としてマークすることになり、簡単に貸し付けるようなことはなくなりますから、そのほうが子供の今後にとってもいいことといえます。当然のこととして利息制限法に基づくことになれば、解決金も少なくてすむはずです。  まず、借金しているすべてのサラ金を子供から洗いざらい吐き出させて、それらの業者について同時に解決できるように準備します。1つでもサラ金の借金が残っていると、再び債務が雪だるま式にふくれあがることになります。