ミナミの帝王
 超法律学
磯貝 英男 監修
天王寺 大    
郷 力也  編著



○● これで万全! 債務整理の必勝テクニック ●○


まあ、ないソデは振れんわな……
債務整理の方法


▼まず任意整理

 クレジットやサラ金の債務を整理するには、任意整理、調停、訴訟、自己破産などの方法がありますが、自己破産を除いて、債務整理の方法として一般的に行なわれているのが任意整理です。
 任意整理というのは、裁判所などの手をわずらわせずに、あくまでも私的に貸金業者と話し合って双方の合意によって整理を行なうわけです。
 
『金貸し純情編』(コミックス第3巻)で萬田銀次郎の舎弟・竜一が、ゲキカラローンの金城に対してかれんの借金をねぎります。これが、いわば任意整理ということになります。

 貸金業者は、債務者本人との債務整理に応じてくれませんから、弁護士などに委任したほうがいいでしょう。弁護士が行なう任意整理は、一般的に次のように進行します。
 @債務の調査→ A債務の確定→ B整理案の作成→ C貸金業者との交渉→
 D整理案に対する各業者の同意→ E返済の開始


▼利息制限法に基づいて残債務を計算

 債務を確定するには、まず貸金業者からの借金額、借入年月日、返済金額などを、借用証、領収証、振込金受取書などによって「債務調査票」に書き込みます。
 借用書や領収書がなければ業者に照会するか、「債務調査票」に回答を求めます。これらの調査によって確定作業に入ります。大事なのは多くの業者は利息制限法違反の高い利息を取っていますから、利息制限法に基づいて残債務などを計算することです。
 ただし、「みなし弁済規定」は要注意です。

 次に整理案ですが、親・兄弟の援助があれば一括弁済案が作成できますが、それが困難ならば毎月の収入から返済する分割整理案の作成になります。

 整理案を作成したら、この案を各業者に示して交渉し、同意が得られれば返済を開始することになります。一般には、整理案と、これに対する承諾書を同封して送付し、業者から承諾書が返送されてきたら返済を開始します。この際に、交渉の結果によっては、“自己破産”をしなければならない事情を訴えることも必要でしょう。また、交渉を弁護士に委任すれば、ほとんどの業者が交渉に応じ、整理案を承諾するようです。
 なお利息制限法によって、クレジットやサラ金の債務を計算すれば、2〜3割減額できるのがふつうです。きちんと交渉してください。