Back Story: 7 ・ 8 ・ 9 ・ 10 ・ 11 ・ 最終話 ・ 1〜6
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第11話<9月14日(水) ヨル9:00〜9:54 フジ系> 脚本:辻仁成 演出:松田秀知 <出演>遠野李理香(21)菅野美穂/月密【つきみつ】中也(27)伊藤英明/進藤未明(23)原沙知絵/柿崎保(38)筧利夫/長沢基次郎(31)江口洋介/奥村公延/長沢杏子・風吹ジュン ほか
外で待っていた中也から歌番組は諦めたかと思ったと言われて、そのつもりだったと認める李理香は、楽しみにしている兄の為に頑張りたいのだと説明。空港に向かうタクシーに乗り込むと、緊張の面持ちで中也が歌う『……』な『ZOO』をBGMに基次郎の手紙を開封。迫真の演技だと信じたいが、凄く下手な歌だ。
保育園時代の写真を焼きながら、バスの中なので良く聞こえないとの弁に『キライだって言ったのよ』と返す未明は、ひとりでスター気取りして楽しい? 孤独を武器に男を乗り換えて楽しいんでしょう。あんたなんかに私の孤独は解らない。孤独を売り物にするんじゃないよ! 親が居ないからからって何だよ、虐待を受けて来た事を商売にすんなよ! 親が居ても孤独な人間は居るんだよ。裕福な家庭に育ったって上手く生きて行けない人間だって居る。あんただけが不幸じゃ無いんだよ? 私がこっそり愛した人を横取りしたうえに、大スターになって今度は真面目に働いている私をバカにするんでしょう? あんたなんか友だちでも何でもない。週刊誌やスポーツ紙に情報を流したのは私… と一気に激白。なにゆえそんな事をしたのか? と問われて、さぁ何ででしょうね? と無機質に返す未明は、私は一生こうやって他人の子供のおしめを替えて生きて行くが、あんたはどんどん有名になって金持ちになって生きて行く。不幸が聞いて呆れる。幸せなクセに、偽物の涙とインチキな孤独で大衆を騙すなって言いたいんだよ! と言い放って電話を終えた未明は街をフラフラと彷徨った。一部『?』な部分もあるが、未明の言う事も間違ってはいない。
そんなこんなでガード下に駆け込んだ李理香が柿崎の用意したワゴン車に乗り込んだところに、少し遅れて中也も到着。こんな時に言うのもどうかと思うが… と前置く柿崎は、写真週刊誌に情報を流した人間が解った事、本人に忠告した事を説明。今聞きたくないと返す李理香は、本番が終わってから詳しく話すとの弁を遮って、『一生黙っていて欲しい』と言い切って、「ちょっと嬉しかっただけだ」と満足そうに微笑む中也に『変な奴』とリアクションしつつワゴン車はお台場の某テレビ局に到着。待ち構えていた20人弱のファンを避けながら局舎に入れば、さすがのふたりにも緊張感が押し寄せて来た。
▲そんなこんなで奇跡的な生放送出演を果たした第11話。19時羽田到着からバスで下北沢へ。未明に説教を垂れてアパート経由でお台場着… 病室の基次郎がおとがめナシで観ていられる愛川欣也氏司会の歌番組は一体何時にオンエアされているのでしょう? と疑問に思いつつ、さっくり『あっという間にミリオンセラー』と言ってのける愛川氏から『月密君』と紹介された月密中也27歳。『ZOO』は“良い歌”函館は“良い街”と、番組の為だけの褒め殺し要員として大活躍! 『お勤め御苦労様』と心から労をねぎらいつつ、最終回にはロケーション全面協力の下北沢か、人気脚本家・葛井昴(陣内孝則)のドラマでも褒めちぎって戴きたいものだ。 |
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第10話<9月6日(水) ヨル9:00〜9:54 フジ系> 脚本:辻仁成 演出:藤田明二 <出演>遠野李理香(21)菅野美穂/月密【つきみつ】中也(27)伊藤英明/進藤未明(23)原沙知絵/柿崎保(38)筧利夫/葛井昭子(36)真矢みき/長沢基次郎(31)江口洋介/川俣しのぶ/長沢杏子・風吹ジュン/蓮井昭彦・串田和美/木場源太(35)杉本哲太/葛井昴(45)陣内孝則 ほか
そう聞いた李理香は『会うのもこれが最後』『絶対にお互いを訪ね合わない』との約束は自分の死を知っての事だったのか? と呟いた。そして、昨日基次郎は李理香に会いたいと言ったのだと続ける杏子は、病魔が進んで行くのが解っているから、最後にひとめ自分の妹に会いたいが無理だろう… と諦めたいたがこうしてあなたが来ているのも神の力なのだろうか? と胸を詰まらせた。
受話器をバンダナで覆って保育園時代の同僚として、彼女は園児の父親にかなり色目を使って複数の父親と関係を持っていたと思う。その中でも一番関係が深かったのが『葛井昴』で、最初のきっかけは… と続けたところで、柿崎が登場! 慌てて受話器を置く未明に『病院で会った』と挨拶して、保育園時代の情報と写真週刊誌は君が漏らしたようだと迫った。そして、何の事ですか? ととぼける未明に、調べはついている! 君は朱夏の友達じゃなかったのか? 金に目がくらんだか!? と更に迫るものの、全く意に介さずで『何の事やら?』を繰り返す未明は悠然とその場を去って行った。下手に良い人にならず、最後まで頑張って下さい!
ホテルを出る間際。鳴りだした携帯に不機嫌そうに応じる李理香は、やっと捕まった! とはやる柿崎からプロデューサーとの打ち合わせを何故すっぽかしたと問われて、とても大事な時なのだと返答。生出演を忘れた訳では? 明日の夜までに戻って来てくれ! 一度顔を出してくれなければ心配で… との訴えを無視してプチッと一方的に電源を切った携帯をバックに放り投げて、ホテルの部屋を飛び出して行くと、リダイアルも虚しく『電波の届かない…』旨を伝えるメッセージに柿崎のイライラは最高潮に達した。柿崎保38歳。スキャンダル対応、素人の管理共に大甘ちゃんだ!
▲基次郎&杏子親子が雄弁に語った第10話。杏子(風吹ジュン)を筆頭に、蓮井昭彦の妻・妙子(仁科亜季子)、やや劣るが施設の三原先生(銀粉蝶)、園長(石井苗子)と、お歳を召された女性キャストがおしなべて『良い人』に描かれているは実に不公平だ! と憤慨しつつ第10話にして『やっと』李理香&基次郎の産みの母が『死んだ』事が明かされた。今までだたの一度も『母』を恨むと言わなかったフォローのつもりかも知れないが、ここにも激しく不満を感じる俺だった。基次郎こと江口洋介氏は、弾けたりニヤける芝居よりも好感が持てるので、生放送を観ながら『……』なる展開に陥らず最終回まで生きながらえて、回想シーンのみでお茶を濁された前半のオトシマエをキッチリつけて戴く事を切に願う! |
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第9話『ヘビに睨まれたアマガエル』<8月30日(水) ヨル9:00〜9:54 フジ系> 脚本:辻仁成 演出:松田秀知 <出演>遠野李理香(21)菅野美穂/月密【つきみつ】中也(27)伊藤英明/進藤未明(23)原沙知絵/柿崎保(38)筧利夫/葛井昭子(36)真矢みき/長沢基次郎(31)江口洋介/川俣しのぶ/長沢杏子・風吹ジュン/蓮井昭彦・串田和美/木場源太(35)杉本哲太/葛井昴(45)陣内孝則 ほか
李理香が床に叩き付けた鳥篭の修理を終えた蓮井昭彦(串田和美)は、借金取りに追われて幼い李理香を親戚の手に委ねたシーンを回想。鳥篭を手にふらふらと歩きながら『何で捨てたのよ』『自殺してよ! 自分が本当に悪い事をしたと思うなら死んで償って!』と責められたシーンを回想しながら赤信号を渡る昭彦は車にはねられてしまい… 宙を舞った鳥篭が道に叩き付けられると同時に、何か悪い予感に襲われた李理香の携帯電話が鳴った。
そして翌日。基次郎の母・杏子(風吹ジュン)から携帯に連絡が入った。
▲李理香、昭彦、基次郎と病院3連発の第9話。この期に及んで基次郎が実兄でも一向に構わないが、然るべき前フリがあっても良いのでは? 先週の予告でバラしているとはいえ、集中治療室で唐突に『ふたり』と言われてもねぇ? 昭彦が李理香を親戚に委ねたシーンはドア外のみだったが、せめて室内にもう一人男の子が居た事を臭わせるシーンでもあればと思うが、ラストに見せた基次郎の小さな笑顔が圧巻だったので良しとしよう。写真誌へのリークは、『保育園時代』と『歌番組出演』ネタとの事で容疑者は“ふたり”に絞られるが、さてどっちでしょう? 因みに『血走った声で』と独自の言語感覚を持つ葛井昴45歳の劇中ドラマは今週も描かれず。ガッカリだぜぃ! |
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第8話『徹夜明けの赤目のうさぎ』<8月23日(水) ヨル9:00〜9:54 フジ系> 脚本:辻仁成 演出:藤田明二 <出演>遠野李理香(21)菅野美穂/月密【つきみつ】中也(27)伊藤英明/進藤未明(23)原沙知絵/柿崎保(38)筧利夫/葛井昭子(36)真矢みき/園長・石井苗子/美智子・深浦加奈子/長沢基次郎(31)江口洋介/蓮井昭彦・串田和美/葛井昴(45)陣内孝則 ほか
保育園を辞めたと知って新しい仕事は見つかったのか? と心配する昴に、曖昧な返事を返しつつ、とっとと逃げ出しておきながら「あの後大丈夫でしたか?」と平然と尋ねる李理香は、何も心配する事はないが、新しい仕事に就けたかが気になったと言われて「本当に大丈夫」だと返答。それよりも奥さんはどうしているか? と意地悪な質問に、会わずに逃げるようにしてホテルに逃げ込んだと情けなく応える昴は、いつまで? との問いに、「しゃくに触る事だけど、いつも時間だけが答えを知っているんだ」と結んだ。そんなギャグをかます余裕があれば大丈夫だろう!
この怪しい男は何者だ? と怪訝そうな視線に中也を『友達』と紹介。保育園の同僚『だった』との弁に、未明に向かってお辞めになったの? とのリアクションに、自分が辞めたのだと囁く李理香は、『ZOO』が売れて印税ガッポリ、保育園なんかで働く必要ないわってか? と漏らす中也に、誰にも言っていないのだと頭を抱える訳で、「印税」って何? と身を乗り出す未明に全て知られる羽目に陥った。
書きたい放題書きやがって! 何処から漏れた? スタッフを疑いたくはないし… と興奮する柿崎は、チェックが甘かったのは自分のせいだと頭を下げて、『あまりに急に売れ過ぎて』対応が間に合わなかったせいもある。自分の責任だ! とマジで謝罪するが、いずれ解る事だと返す李理香は、保育園を辞めた事は知らなかったとの弁に、内緒にするつもりではなかったが『いろいろあって』辞めたと今更になって報告。テレビは昴の力で押さえる事が出来たが、雑誌までは手はまわらず。何を書いてくるか解らないと言う柿崎は、もう私には失う物は何もないと言う李理香のどんな事を書かれても平気、死ぬ気になれば何だって出来るとの弁に、歌を辞めるなどと言い出さないで欲しいと、ファンレターを差し出した。
▲デビュー曲『ZOO』のCD、100万枚突破間近の第8話。いやいやここまで堂々と描かれれば爽快感すら感じられると言うもの。因みに今週のオリコンチャートでエコーズ版『ZOO』は5位まで上昇しております。蓮井朱夏バージョンも追って発売されるので、初登場1位の『慎吾ママのおはロック』と是非とも競り合って戴きたいものだ。こうなれば是非とも『人気脚本家』葛井昴がどんなドラマを執筆中で、視聴率はどのくらいなのか、評判はどうなのかまでを描いて戴かなければ納得が行かないと思っているのは俺だけか? |
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第7話『そっくりな猿が僕を指さしてる』<8月16日(水)ヨル9:00〜9:54 フジ系> 脚本:辻仁成 演出:松田秀知 <出演>遠野李理香(21)菅野美穂/月密【つきみつ】中也(27)伊藤英明/進藤未明(23)原沙知絵/柿崎保(38)筧利夫/葛井昭子(36)真矢みき/園長・石井苗子/美智子・深浦加奈子/長沢基次郎(31)江口洋介/蓮井昭彦・串田和美/葛井昴(45)陣内孝則 ほか
そんなこんなの翌朝では、とても出勤する気にはなれず。しばらく李理香先生は風邪でお休みだと報告する未明は、園児たちの『淋しい』コールを聞きながら昨日の『人間辞めた方が良いんじゃない?』口激を回想して心を痛める一方、やはり函館行きの件を手紙に記した李理香は、私の真剣な手紙をあなたはいつも笑って読んでいたのだろう? と追求。これから私はどうやって生きて行けば良いのか… いやそんな事を聞いても仕様がないか、と自問自答。「もう誰も、もう何も信じる事が出来ません」と結論付けながら、昨日同僚に『人間辞めたら』と言われた事を報告。「そう思う、あの時死んでいたらと思います」と結んだ手紙を投函した李理香は、街を彷徨いながらガード下で歌う月密【つきみつ】中也(伊藤英明)には声をかける事無く、翌日は父・蓮井昭彦(串田和美)の家に向かった。
その夜。来ると思って待っていた、ゆっくり話がしたいとガード下で待機していた中也にいつもの居酒屋に連行? された李理香は、基次郎の一件を告白。家には誰も住んでいない様子なれど手紙は誰かが取りに来ているとは、まるでミステリーだ。よくも3年も騙し続けたもんだ、そいつが一番の嘘つきだったとの説明に、基次郎はそんな人ではない! と返す李理香は、きっと何か理由がある筈だと弁明。3年も騙され続けてどこまでお人好しなのだ!? 『そんな奴』=嘘、嘘、嘘、嘘だらけの猫はいだらけじゃないか! と中也は寒く笑わせてくれる。 ▲話がマルチで動きだした第7話。『不倫、復讐…』に『覆面』も入れて『ふ』を並べて欲しかった。『覆面歌手』が一番非日常的だと思うが、プロデビューコンプレックゆえに指摘しなかったのか? などと思いつつ、気がつけば今回は“蓮井朱夏”の『ZOO』には全く触れずじまい。売れてないのか? 俺の言いたい事を代弁してくれた未明は、後々『真実の友達』に昇進しそうだが、歌わなくなった中也が語ること語ること。自宅にシンハービールを常備、しかもぬるく提供するとはなかなか『味の解る男』と見たが、ビールはその国のものが一番美味いと俺は思う。因みに李理香の部屋より中也の部屋の方が綺麗に片付いてリアリティに溢れていたが、函館のレトロな基次郎宅と昴の高級マンションのブザーが同じ『ブー』音なのはリンクなのか? さて来週は、じゃあ私みたい… と言いながら李理香が昭彦の前でアンティック商品を壊すと、昴と“蓮井朱夏”との不倫が写真誌に掲載される。「怖いんだろうな、愛に押し潰されるのが」と昴はコメントするが、中也と未明の前で「スターになんかなりたくないよ」と李理香がコメント。「覆面を剥ぐ時が来たようだな」と柿崎(筧利夫)は落ちついているぞ! 昭彦の頭に水をかけて、自殺してよ! 本当に悪い事をしたと思うなら死んで償ってと迫る李理香だが、当然昭子(真矢みき)との修羅場もアリ。そしてガード下で倒れる李理香に、あの時死んでいれば良かった… との台詞が被って… 何とも盛り沢山な予告だ、期待して待つぞ!
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構成・文/阪本 悠 【ご意見・ご感想はこちら】 |