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第6話<8月10日(木)ヨル10:00〜10:54 フジ系> 脚本:三谷幸喜 演出:田島大輔
<出演>暁仁太郎(41)役所広司/大山忠志(25)香取慎吾/鴨田額蔵(41)金田明夫/川北義助(33)梶原善/琴井悌三(33)池田成志/瀬田浅夫・遠山俊也/山根房吉・石井康太/林八郎・松谷賢示/宮田音弥・赤坂七恵/毛野智光(39)山寺宏一/天馬金吾(63)麿赤児/琴井悌一郎(44)寺尾聰/安西景虎(47)國村隼/網干頼母(55)津川雅彦/犬塚信乃(33)鈴木京香 ほか
翌朝。毛野は仁太郎に変わって住民票を取りに東京へ向かうが、村民たちに早く次の村長を決めるように進言。村長が原告団の代表になる訳で、それが決まらなければ裁判は出来ないと説明するが、何の事やら状態の仁太郎に「ちょっと難しかったかな?」と言い残して去って行った。
その金を何処で工面するつもりか? との問いに村民から集めると信乃は言うが、勝てば良いが負けた場合はその金はどうなる? と続ける悌一郎は「負けません!」との返答に、世の中には絶対は有り得ないので、そんな事を言うものではないと窘める。裁判になれば法廷通いを強いられる村民はその間仕事が出来ず、生活保障はどうする? と続けて、現実的な話で申し訳ない、村を思う気持ちは解るが、と言いつつも熱意や理想だけでは世の中生きて行けないと説明。自分には自分の会社とそこで働く社員を守る義務があるので、勝つ確証のない裁判には参加出来ないし、したくないと結ぶが、このままでは村はなくなると言う忠志から、裁判が駄目ならどうしたら良いのか? と迫られた悌一郎は「申し訳ないが力になれない」と返答。先生がこの村をどんなに愛しているか、私は知っている! と迫る信乃に、わざわざ来てくれた事を済まなく思いながら「ごめんなさい」と頭を下げた。何故信乃は先生と呼ぶんでしょうか?
にこやかにサインに応じて『佐藤学』と記す仁太郎は、自分の名前を書かないか! と威圧する網干にこれが本名なのだと説明すると、恥ずかしいからあまり見ないで欲しいと照れ笑いを浮かべた。
▲しいて言えば忠志と毛野がやる気になった第6話。仁太郎は時間が経つと自信がなくなる事が判明したので、今回のヤル気がいつ失せるとも解らずだが、取り敢えず忠志&毛野は信乃レベルでヤル気になったと見て良いだろう。俺的には仁太郎、忠志、網干の絡みに俄然魅力を感じるので、以外の話になると途端に集中力が落ちてしまう。特に北だ南だの話は当初から台詞で語られているだけで、村民たちのいがみ合いが全く描かれておらず… 天馬と悌一郎&悌三だけで見せられても正直言ってリアリティに欠ける。会議で悌三が実害がないと訴えるくだりも1話の鳩山一茂(唐沢寿明)が指摘している事なので目新しい展開でもなく、原告ならば法廷に立って尋問可能との事実も一般的かは別として、弁護士=代理人と呼ばれるくらいなので驚く程の新事実とも思えず… 後半は法廷劇になるのだろうが、結局北と南は具体的に描かれずじまいか? |
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第5話『宣戦布告』 <8月2日(木)ヨル10:20〜11:14(野球放送延長の為20分繰り下げて放送) フジ系> 脚本:三谷幸喜 演出:河毛俊作
<出演>暁仁太郎(41)役所広司/大山忠志(25)香取慎吾/鴨田額蔵(41)金田明夫/川北義助(33)梶原善/琴井悌三(33)池田成志/瀬田浅夫・遠山俊也/山根房吉・石井康太/林八郎・松谷賢示/宮田音弥・赤坂七恵/毛野智光(39)山寺宏一/天馬金吾(63)麿赤児/大山節子(60)白川和子/琴井悌一郎(44)寺尾聰/雪乃・土屋久美子/雪乃の夫・森岡諦/安西景虎(47)國村隼/網干頼母(55)津川雅彦/犬塚信乃(33)鈴木京香 ほか
台所では、「これからは北も南も関係ない」と悌一郎に凄む金吾が、富増村一丸となってフナムシとの裁判に挑む事が村長の意志を継ぐ事なのだと迫っていた。
さっすが仕事がはやいね〜 と仁太郎は感心しきりだが、忠志に「文章ヘタ」と言い渡す毛野は、悪い事言わないから脚本家は諦めた方が良いと偉そうに進言。別になるつもりもない… と忠志はこぼすが、この原稿ではまずい! と声をあげる仁太郎は、最後に『俺に任せろ』と言っていると指摘。それでは裁判をやる事になってしまうとの弁に、話の流れからいえば引き受けるしかない、連ドラならそうなる、というか視聴者は承知しないと続ける毛野は、これはドラマではなく弁護士を装う事は犯罪だとの御指摘にも、ドラマ作家としてはここで断るのは納得行かず… ドラマにはドラマのセオリーがあるから、と主張。時間がないのに… と仁太郎は頭を抱えるが、一応断るバージョンも書いたと、すかさず『タイプB』なる原稿を差し出す毛野は、引き受けるバージョンは『タイプA』と説明。書きたくないから書かないというのはプロではないとの弁に、『タイプB』に目を通す仁太郎は「天才だよ、毛野ちゃん」と褒めちぎるや、練習して来ると言い残して外に出ると、原稿片手に『裁判は結果が勝負です。勝たなければ意味がありません』と自主トレーニングに励んだ。
そして会場には村民が続々と詰めかけて…。本番を前にゴロゴロとうがいをする仁太郎に、どう転んでも法廷に立つ事は出来ない、弁護士と偽れば凄い罪になると執拗に釘を刺す忠志は、人前に立つとすぐに良い顔をするからだと続けるが、少しは信用しろとの弁に、信用できないから言っているのだと返した所に、準備が整ったと鴨田額蔵(金田明夫)が呼びにやって来る。
▲やっとここまで来たか… の第5話。『仁太郎の勝利宣言にしばし茫然の村人一同の図』は、【1】迫力に押されたとの演出。【2】ただ感動していた。【3】村人も裁判を諦めかけていた。【4】仁太郎を偽物と疑い始めていた。【5】ウソ臭過ぎる台詞に驚いた。【6】それら全て。と、考えられるが一体どれが演出意図だったのか、俺は少々理解に苦しんでしまった。こうなる事は視聴者の全てが解っていただろうが、気が付けば第5話… やはり随分長かった感は否めない。後半戦はスピードアップするのか? より丁重に話が進むのか? 興味深いところだ。村長が亡くなったせいか、通夜シーンを始めとして忠志が丁重に描かれ始めて来たのは誠に結構な事だが、『ダルマ池』のCGは… 悪魔が住む沼か? と見まごう程にオカルトチックで、信乃の説明が始まるまではとても公害に蝕まれた池には見えなかったぞぉ! |
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第4話『村長は殺された!』<7月27日(木)ヨル10:00〜10:54 フジ系> 脚本:三谷幸喜 演出:中山高嘉 <出演>暁仁太郎(41)役所広司/大山忠志(25)香取慎吾/鴨田額蔵(41)金田明夫/川北義助(33)梶原善/琴井悌三(33)池田成志/毛野智光(39)山寺宏一/天馬金吾(63)麿赤児/犬塚守孝(63)田中邦衛/瀬田・遠山俊也/山根房吉・石井康太/林八郎・松谷賢示/安西景虎(47)國村隼/網干頼母(55)津川雅彦/犬塚信乃(33)鈴木京香 ほか ゲスト:田島調査員・半海一晃/医師・伊藤俊一/蟇田蟇田・温水洋一 ほか
『私、栄養失調です』と言わんばかりの精彩欠ける風貌に『大丈夫か、この人で』と守孝は不安を隠せないが、フナムシ陣営は大量の“フナムシ”を運び込んでいる訳で、時間稼ぎを命じられた鴨田は、現場に向かうべく外に出た守孝らに車が故障してしまった偽った。歩いて行くか、と聞いて体力に自信のなさそうな田島は露骨に反応! ハイヤーを呼びましょうか、と更に時間を稼ぐ一方、呑気に二日酔いの薬を飲んでいる仁太郎は立ち入り調査の件を信乃に告げた。
事情を聞いて「話が違う」と声をあげる仁太郎は、立ち入り調査が入れば絶対に営業停止になると言うから村民の前で、好き勝手に裁判には絶対に勝つと言ってしまったと困惑。そればかりか、負ける気がしないとか、塩を盛れとか言い放題だったと呆れる忠志は、明日の説明会で村民を説得してくれ、と再び原稿を差し出した。
どういう事か!? と血相を変える信乃に、急に東京に帰らなければいけなくなったと告げる仁太郎は、明日の説明会はどうするのだと迫られて、実はここだけの話だが親父が殺人罪で起訴されたのだと説明! これだけは信じてくれ。親父は人を殺すような奴じゃないんだ! 親父を救えるのは俺しか居ない!! と馬鹿馬鹿しい芝居を打って逃げ出す仁太郎を自転車で追う忠志は、網干と話し合って説明会が終わるまでは絶対に告発しないとの約束を取り付けて来たと説明。そして、この件からは手を引く、ヤバイ仕事は御免だと逃げの一手に、今逃げたら詐欺罪で訴えると迫る忠志はあんたが弁護士のふりをして自分たちを騙したと迫るが、てめぇの方から持って来た話だとの弁に証明出来るのか!? と迫るではないか!!そうだそうだ!!
▲村長の死で急展開か!? と期待を持たせてくれた第4話。個人的には、良い歳をしていい加減野郎なキャラクターには感情移入出来ないタチなので、2話以降は『村の事などどうでも良い』とのスタンスを一掃した忠志の方に自然と共感してしまう訳だが、網干との取引や詐欺罪で訴える! と迫った今回は、特に忠志のキャラが立っていて更に好感が持てた。相変わらず着地点が見えそうで見えない歯がゆさが快感に変わりつつあるが、村長の事故死で村民の裁判に対する期待が高まる事だけは確かなんでしょうなぁ。いずれにしても、本人は知らないながらも『弟宣言』も飛び出した事なので、益々忠志を応援したくなったぞ! |
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第3話『はじめての勝利』<7月21日(木)ヨル10:00〜10:54 フジ系> 脚本:三谷幸喜 演出:田島大輔 <出演>暁仁太郎(41)役所広司/大山忠志(25)香取慎吾/鴨田額蔵(41)金田明夫/川北義助(33)梶原善/琴井悌三(33)池田成志/毛野智光(39)山寺宏一/天馬金吾(63)麿赤児/大山節子(60)白川和子/犬塚守孝(63)田中邦衛/暁尚子・キムラ緑子/瀬田・遠山俊也/山根房吉・石井康太/林八郎・松谷賢示/安西景虎(47)國村隼/琴井悌一郎(44)寺尾聰/網干頼母(55)津川雅彦/犬塚信乃(33)鈴木京香 ほか ゲスト:つまみ枝豆 ほか
甲斐甲斐しく料理を運んで、富増村の未来は先生にかかっていると言っても良いと思うと告げる信乃は「そうね」と返す仁太郎に、宜しくお願いしますと頭を下げるの図を、忠志は不安そうに見守っている訳だ。
自転車で村を案内するもののすぐに帰ろうと言い出す仁太郎に、部屋に閉じこもっていれば噂がすぐに広がって、あの弁護士はロクに調査もせずに結論を出したと言われてしまうと忠志が説得。面倒臭ぇなぁ〜 とゴネるわ、話が違うと言い出すわ、マネージャーが居れば一騒動起きてるぞ〜 と言いつつも、仁太郎は渋々自転車を走らせた…。
現場は益々混乱を極め、一同掴み合いの大騒動に「弁護士さんなら何とかしてくれてもいいだろう」と天馬に迫られた仁太郎は、俺が出てくしかないだろう! とヤケクソで立ち上がった!
▲最終回のデジャブになりそうなラストシーンだった第3話。あと8話残っている訳だが、着地点が見えるような見えないような… 不思議なドラマである事だけは確かだ。レンタルビデオが一泊1200円の富増村でテレビ局が何局ネットされているのかは不明だが、忠志が再放送ドラマを見たのは始めてらしいので、同ドラマはネットされていないと言う事か? 因みに一番笑えたのは新婚もどきの朝食シーン。いやいや朝からなかなかの色っぽさが漂っていつつ、かなりの嘘臭さと忠志のリアクションに大爆笑させて戴きました。 |
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第2話『サイテーの救世主』<7月13日(木)ヨル10:00〜10:54 フジ系> 脚本:三谷幸喜 演出:河毛俊作
<出演>暁仁太郎(41)役所広司/大山忠志(25)香取慎吾/鴨田額蔵(41)金田明夫/川北義助(33)梶原善/琴井悌三(33)池田成志/毛野智光(39)山寺宏一/天馬金吾(63)麿赤児/大山節子(60)白川和子/犬塚守孝(63)田中邦衛/瀬田・遠山俊也/山根房吉・石井康太/林八郎・松谷賢示/安西景虎(47)國村隼/網干頼母(55)津川雅彦/犬塚信乃(33)鈴木京香 ほか
弁護士の歓迎ムードに染まる富増村では、本当に弁護士がやって来るのか? と確認する村役場の助役・鴨田額蔵(金田明夫)に、間違いないと返す村長の娘・犬塚信乃(鈴木京香)は忠志からの電話を受けて、村民一同楽しみに待っているのだと報告。明日の帰省を問われた忠志が受話器を置いて茫然と宙を見据える一方、スタジオから事務所に直行した仁太郎は、また現場で揉めた事を咎めて、殺される役でも良いと言ったと指摘する社長(小野武彦)に、殺され『る』役と『た』役とは大きな隔たりがあると説明。現場マネージャーは休みを取っていると言う社長に、出された桃をパクつきながら最近事務所の扱いが悪い、スケジュールを送って来ないので自分でスタジオに確認の電話を入れた、訳の解らん奴に居場所を教えるなと不満を漏らす。
だが、死体より酷い役はないだろうと引き受けたその役とは、首までのゾンビマスクを被って奇声を発しながら少女を襲う悪者A、B、C。事務所に連絡する暇を考えればスタッフがやるべきだと思うぞ!
そんな事を気にする先生ではないとフォローする忠志は、車を止めてくれと告げて飛び出して行く仁太郎を追って車を降りた。
▲仁太郎のダメッぷりが堪能出来た第2話。先週のギャラ分を取り返せ? とばかりの仁太郎オンステージだったが、話の先が見えているだけに、ともすれば『もういいよ』と言いたくもなるが、何とか1話分乗り切ってしまった強引さは色々な意味でお見事でしょう。スタジオ内→事務所→愛人宅→本宅と、凄い事が起こりまくっている事を知る由もない忠志が、ただただ渋谷スタジオで待っている姿を想像して、結構笑かせて戴きました。まぁ、待つしかないからね。 |
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第1話『奇跡を呼ぶ男』 <7月6日(木)ヨル10:30〜11:54(84分SP・野球放送延長の為30分繰り下げて放送)フジ系> 脚本:三谷幸喜 演出:河毛俊作 <出演>暁仁太郎(41)役所広司/大山忠志(25)香取慎吾/鴨田額蔵(41)金田明夫/川北義助(33)梶原善/琴井悌三(33)池田成志/天馬金吾(63)麿赤児/大山節子(60)白川和子/犬塚守孝(63)田中邦衛/鳩山一茂・唐沢寿明(友情出演)/瀬田・遠山俊也/山根房吉・石井康太/林八郎・松谷賢示/安西景虎(47)國村隼/網干頼母(55)津川雅彦/犬塚信乃(33)鈴木京香 ほか
その足で小さな食料品店「いぬづか」に赴いた忠志は、フナムシ社員に売る商品はない! と気丈に客を追い返す犬塚信乃(鈴木京香)にフナムシの社長に署名を届けて来たと報告。いつもの昼食である焼きそばパンを頬張りながら、自分も署名したと目を輝かせる信乃にどんな男だった? と尋ねられて見て感じたままを説明。署名は村民3分の1で〜 と網干弁護士の言葉を引用してフナムシ撤退は難しいと結ぶ忠志に、近くに出来た『ニコちゃんストアー』なるスーパーに行った? と尋ねる信乃は、東京のデパートみたいだと誰かが言っていたと話題を変える。普通のスーパーマーケット善とした『ニコちゃんストアー』がインサートされつつ、お客が半分になってしまったとトーンダウンする信乃に、そのうち客は戻って来るだろうし、自分はここに通い続けると言う忠志は、昼はここの焼きそばパンに決めていると結ぶと、
「どうするつもりか? 何故あんな事を…」と呆れ顔の忠志に、ああでも言わなければ収集が付かなかった返す犬塚は、東京にはそんなに弁護士がウヨウヨしているのか? と問う信乃に、行った事がないから知らないだろうが、東京は兎に角人の数が凄い。一年中夏祭りの如しで、弁護士だってウジャウジャしていると同意を求められた忠志は、
しげしげと顔を覗き込む忠志に『?』となる鳩山は、早速席を並べて事情を聞くや、
▲1時間半ラスト近くでやっと主役が登場した第1話。正直言って通常54分バージョンで仁太郎にお目にかかりたかったが、國村、津川、田中氏の熟練技と落ち着いた演出、素直に巻き込まれて行くやる気のなさそうな忠志のキャラも立っていてソコソコ飽きずに観る事が出来た。忠志がなまると『スマスマ』で標準語テープにいつもはめらる香取氏のコントを思い出してしまうが、これ見よがしな『笑ってね』的ギャグが少なくて思いの他好印象。なれど、八王子や田舎の扱いに『?』感も否めなかったが、次週から本格的に登場するであろう仁太郎さんに期待しましょう。 |
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構成・文/阪本 悠 【ご意見・ご感想はこちら】 |