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最終話<9月15日(金)ヨル11:45〜00:40 テレビ朝日系> 脚本:蒔田光治 演出:堤幸彦 |
「あなたに会えて良かった…」と言い残して姿を消してしまった山田奈緒子(仲間由紀恵)のアパートを訪れた上田二郎(阿部寛)は、大家の池田ハル(大島蓉子)と共に『もう二度と戻りません。カメとねずみのことよろしくお願いします』なる書き置きを発見。媚薬が切れていたので『大家は良く見ると結構美人』とは思わなかったようで、無事アパートを出た次郎は母・里見(野際陽子)と遭遇。奈緒子が父を殺した事、そして霊能力者であると聞かされるが、目の前で見るまでは信じないと言い切った。 しかし『門構えに火』と書き記す里見は、自分たちにとっての聖地を表すのだと説明。そしてこれまで色々な災いを防いでくれたが、これで良かったのかも知れない、こうなる運命だったのかも… と続ける里見は、奈緒子の能力を無理矢理押さえつけようとした事は間違いだったと結ぶと、馬鹿な事を! と声を上げる次郎は、島に行って無理にでも連れ帰ると宣言。激しく制する里見が「あなたは全てを敵にまわす事になる」と冷たく言い放つ一方、奈緒子は黒津次男(鴻上尚史)、三男(正名僕蔵)兄弟と共に黒門【こくもん】島に到着した。 青い空と海が美しいこの島こそが本当の故郷だと言う次男は、君の能力は封じ込められていただけで、婚礼の儀式『アナアキー』と共に、霊能力が蘇るのだと説明。父・剛三(岡田真澄)を殺した時の記憶も含めて全て蘇るとの声を、神が降りてきた証拠だという微熱と島に生息する花の匂いに目眩を起こしながら聞いている奈緒子は、島の女たちの手で着替えを済ませて、儀式の場に導かれた。 そんな奈緒子の前に、代々カミヌーリの相手をつとめる黒津本家の元男(柴崎蛾王)が登場! 島で一番の“大きな根っこ”を持つ男だと紹介されて『おうよ』と方言で応じる“熊の如き強者”元男と共に島民から祝福の儀を受けると、程なく『別場所にてまぐわいの儀』が執り行われる事と相成る訳で… 残された次男たちは酒盛りしつつ、元男の“頑張り”に期待を寄せたところに里見が現れるではないか!!里見さん、怖い… 島を捨てた人間が良く戻って来たものだ… と言い放つ次郎と里見が対峙する一方、豪華な布団が二組敷かれた部屋でふんどし姿の元男から酒を差し出された奈緒子は、一瞬躊躇しながらも綺麗に飲み干して…。いよいよ『まぐわいの儀』に突入! と思いきや、元男を蹴り上げてその場から逃走! 次男たち追っ手から必死で逃れる奈緒子の前に常に付きまとい続けていた照喜名保(瀬戸陽一郎)が現れた。 どれだけ付け回せば気が済むのか! と声を上げるが、そいつは自分たちとは関係ないと言う三男は、名前こそ“てるきな”だが出身は愛媛の中萩、たったひとりの君のファンだと説明。何で知ってるのか? 調べたさぁ〜 と丁重にフォローするも、ファン魂を発揮する照喜名はたったひとりで三男ら村民に立ち向かい… その隙に逃走する奈緒子の前に今度は次郎が現れた!要はレギュラー陣黒門島に大集合ちゅう訳や。 お父さんを殺した? 霊能力? そんな事を本気で信じているのか? と薄笑いの次郎は、いつも偉そうな事を言いいながら自分の事となればコロッと騙されると鋭く指摘。『まぐわいの儀』の赤い着物姿を指して、越後獅子か? 吉原炎上か? と続ける次郎は、全部本当で少し怖くなって逃げ出したが、戻らなくては… との弁に、いい加減に目を醒ませ! と声をあげつつ隠れる場所を確保した。 父を殺したのはYouじゃない、島が死にかけているのもYouやYouの母のせいではない。俺はそれを証明してみせると宣言。少しだけ時間をくれ! と訴える次郎は、島に来る前に事件の再調査を矢部謙三(生瀬勝久)らに依頼したと報告。あの人たちが真面目にやるとは思えないとの弁に、『センセイの為やったら、そりゃもう全力で再調査させて貰いますわぁ。ただ明日から二週間ばかりバカンスなもんで帰って来てから…』と大阪弁を真似て、ふざけるなぁ! と渇を入れて来たと説明。どう考えてもやる気がなさそうだと指摘して、見つかれば次郎もタダでは済まないと言う奈緒子に、いい加減に俺という人間を解ったらどうか! と迫る次郎は、少しは疑っているので逃げ出したのだろうと指摘。差し出された酒に、第9話で次郎が飲ませようとした薬の匂いがしたのだと言う奈緒子は、元男の目を盗んで酒を着物の袂に流し込んだシーンを回想。袂を鼻に近づけて『臭っ』と声を上げて、ここに居てもいずれは捕まってしまうだろうと言う奈緒子に、兎に角島を出るべく船を探しに行くと言う次郎は、いつ買い込んで来たのか? 何処に隠していたのか? コンビニ袋を差し出した。 |
腹が減ったらいなり寿司やら周囲に生えている“ひかり苔”でも喰っていろ、『バイビー』と言い残して探索に出掛ける一方、バカンスで黒門島を訪れた矢部&石原達也(前原一輝)のデカコンビは仕事を忘れて泳ぐぞ!! と息巻いていた。これでホントにレギュラー大集合だ。 奈緒子が東京から来た学者=次郎と一緒らしいとの情報を得た次男は、里見ならば居所が解る筈だ! と迫る一方、矢部たちは無邪気に黒門島の青い海を満喫。必死で船を探す次郎の前に次男と三男が現れた! 事を荒立てる気はないので安心しろと言う次男は、島が死にかけてと聞いて何人もの科学者が訪れて風力発電機を作ってしまった事、環境には一見良さそうだが電気使用で生態系が変わって草木が益々死に絶えた事、かつて島は守護霊に守られていたが近代化の名の元に科学者はそれを壊していった事を説明。近代化の妨げになると言葉を奪い、学校では方言が禁止。使った子供は廊下に立たせる始末。それでも我々にはこっそりと命懸けで守り通して来たものがあると続ける次男は、それが『カミヌーリ』であり、次郎が奪おうとしている神聖な存在だと言う。 この世には汚してはいけないものがある。どうしても納得して貰えないならば、その目で本物の霊能力を見て貰う以外にない。あなたなど簡単に殺せてしまうとの弁に、霊能力で人は殺せない! と反論する次郎は、里見の待つ部屋に案内された。 一方、身を潜めていた奈緒子の前に突然現れた元男は、この島の事はあんたよりはずっと詳しいと語りつつ、あんたは次男&三男に騙されている。逃げたければ逃げろと言い出すではないか! 同じ黒津でも元男は本家で奴らは分家、次男&三男は本家に代わって島を乗っ取っとろうとしているのだと説明。その為には元男と奈緒子が代々受け継いでいる『モノ』が必要であり、それが手に入ればふたりは殺されると続ける元男は、この先にある奴らも知らない入江に船を用意したので、それで逃げるように進言。待っている人が居るとの弁に、次郎か? と確認する元男は、あの人はもう戻って来ないと断言。分家の奴らと一緒なのだと説明すると、絶対戻って来る! と言い張る奈緒子に入江の地図を託してその場を去ろうとする元男は、なにゆえ助けてくれるのか? と聞かれて、本家の嫁には不向きだと返答。もう少し美人で、気だてが良くて乳が大きくないと… と説明、『バイビィ』と言い残してその場を立ち去って行った。黒津本家の『巨根』元男。随分と理想が高い男よのぉ…。 私もあなたの敵になると言った筈だと言う里見は、脅されているのだろう? と疑う次郎の前に、スプーンセットを差し出すように指示。一本選べと迫って、奈緒子程ではないが今でも『力』の片鱗が残っているので、棒を曲げて御覧に入れますと宣言。金属棒を見事に曲げて見せると、今送った念の力があなたの方向では逆に働いている、一本選んだスプーンは伸びでいる筈だと言われた通り、他のスプーンと見比べた次郎は弱冠だが真っ直ぐになっている事を確認して目を見開いた! 解ったらもう我々には構うな。さもなくば次はあなたを呪い殺す事になると言われて、逃げようと立ち上がった次郎が次男らと格闘する一方、元男は三男らに取り囲まれていた。 我々を裏切って『シニカミ』を独り占めしようとしているのでは? と迫って代々受け継いでいるものをよこせ! と迫る三男は、家も蔵の中も調べたがブツは発見出来ず、持ち歩いているのでは? と掴みかかる一方、奈緒子は置き手紙を書き終えた。 『上田さんへ。遅いので私だけ逃げます。島にはいろいろと陰謀が渦巻いているらしいので、気をつけて下さい』と読み上げつつ、『遅いので』の後に『泣く泣く』を追加したところに次郎が登場! どれだけ心配した事か! 今から探しに行こうと思っていたとの言い訳を嘘だと見破って、『陰謀が“鍋”巻いて』になっていると指摘。腕の怪我に手を触れてどうした? と尋ねられて、Youの母に会ったが鉄の棒を曲げて見せたと報告。最初から曲がった棒を回転させただけでは? と曲がった小枝を回転させて見せる奈緒子に、「あら?」とリアクションするが、その力は俺のスプーンにまで伝わったと説明。他のスプーンと比べて俺のだけ『びろ〜ん』と伸びていたとの弁に、それは次郎の目を盗んで他のスプーンを全部曲げていたのだろうと指摘する奈緒子は、何故母がそんな見え透いた事を? との疑問にブチ当たるが、知るかそんな事!? と吐き捨てる次郎は、島中の人間が俺たちを探しているので何としても島を出なくては… と焦ったところに「船あるよ」とあっさり返す奈緒子と共に地図の入江に向かった。 先刻奈緒子が触れた腕の傷がすかっり消え失せている事に驚きつつも入江に向かうふたりは、バカンスモード全開の矢部&石原と遭遇! 即刻助けを乞うものの『バカンスはバカンス。仕事は仕事。あなたはあなた。私は私…』と返す矢部を奈緒子は海に突き落とした!! 怖々水面を覗く石原はクラゲのように漂うカツラを発見。『兄ぃいい〜』と半狂乱で海に吼えた。合掌…。 |
入江でふたりを待っていた元男は『学者先生』と出会えて良かったな! と優しいところを見せつつ、突然用を足し始めた次郎に習って用を足し始めるが… 横目で『根っこ』を覗き込んで愕然! あんたを真の男と見込んで預かって欲しいと木札を差し出した。『巨根』=『真の男』かぁ…。 その木札と奈緒子が持っている『もの』が合わされば『シニカミ』の正体が解る筈だと言う元男は、次男&三男は島を自分たちのものにしようとその木札を欲しがっていると説明。『シニカミ』が何かを知っているのであいつらに絶対渡してはいけない! と訴えると、木札を並べて何やら文字が形勢される事に気付いた次郎が「そうか!」と声を上げた。 一方の里見は、次男らが欲しがっているのは奈緒子ではなく奈緒子の頭の中にあるものだろうと指摘。それなら最初から自分に聞いてくれれば良いと続けて、お香を焚いている器を掲げつつ、炎には不思議な力がある。昔から火は神が宿る神聖なものであり、人々を守ったり時には惑わせたりもすると説明。ワッと煙幕を起こして『16年前お前たちは私の夫を殺した!』と暴露! 16年間片時も忘れた事はない! 『ざまあ見ろ』と方言で言い捨ててその場を立ち去った。 その木札を絶対に次男らに渡すなと言い含めて、身の危険を案じる奈緒子に、念の為に偽物を持っていると説明。昔から『これ』を巡って本家と分家は仲が悪かった続けて「元気でな」と笑顔で励ます元男は、婚礼の夜に恥をかかせてしまった… と詫びる奈緒子に、水くさい女だと返答。 「へっ?」とのリアクションに、俺ので物足りないならばはっきりそう言ってくれれば良い。島で一番の『大きな根っこ』の持ち主だと自惚れていた自分が恥ずかしい。世間にはもっと凄い人が沢山居ると解ったよ! と大らかに笑い飛ばして、『何の事やら?』状態で首を傾げるふたりのゴムボートを押しながら「もう二度と来るなよ〜」と手を振った。う〜む、良い人だ…。 だが、そこにスコップやらツルハシを担いだ三男たちが登場! 道路工事じゃないよぉ〜 と不気味に笑う一方、無事海から上がった矢部は頭を木の葉でガードしつつカツラが乾くのを待っていた。 ボート上の奈緒子はやはり戻ろうと提案。里見はあいつらがインチキである事に気付くようサインを出したのだ。もしかしたらひとりで何かしようとしているのでは? との事で入江に引き返すと元男の変わり果てた姿を発見! あいつらの仕業か!? と踏んだところに『あいつら』が登場。ふたりは元男殺しの濡れ衣で拉致される事と相成った。が、そんな一大事に島民たちが『クルシイ』と言っていた事に着目する次郎は、神が乗るから『カミノリ』→『カミヌーリ』。穴を開ける儀式だから『アナアケ』→『アナアキー』、つまりこの島の言葉は母音の『オ』は『ウ』で『エ』は『イ』に変わる事を発見! 『タケノコ』は『タキノク』。『ウエダジロウ』は『ウイダジロウ』。つまり『クルシイ』ではなく『コロセ』と言っていたのだと説明。それがこの状況で何か役に立つのか? と迫る奈緒子に、ちょっとはスッキリしただろうと返答。いや待て『シニカミ』は『セニ?』との台詞が中断される一方、島民の家に上がり込んだ矢部&石原はカツラが流されなく良かったと暖かいお言葉を頂戴していた。 島の素朴さを褒める石原に、実は近々でまとまった金が入るのでペンションでもと思っているのだと島民氏が返す一方、ふたりの前に現れた次男は、元男殺しの次郎を生かしてはおけないと宣言! 奈緒子の事なら助ける事が出来るので『受け継いでいるもの』を見せて欲しいと迫った。 知らないと言ったら知らないんだよ!! と威勢の良い返答に、ならば思い出して貰おうと言う次男は巻物をひもとくと… 『爪剥ぎ』『釜ゆで』『張り付け』等々、江戸時代の拷問図を示した。 お好きでしょう、時代劇? と趣味を見抜いて好きなものを選べと迫れば、『ぬるめの釜茹で』との返答に、そうはゆかずだがそんなに次郎が大切なのか? と詰問。俺の事ならば気にしなくても良いとの弁に、ならば喋ろう! と宣言する奈緒子は、。女姿の里見が海に向かってひとり祈りを捧げる一方、島民たちを前に事件の謎解きを始めた。 |
120年に一度、東の海より現れる『シニカミ』とは怪物でも神でもなく、島言葉でいうと『ゼニカメ』=銭の入った瓶=財宝の意味だと説明。それは強引ではないか? との声に、日本科技大助教授の上田です! と名乗る次郎は、21世紀すなわち来年には教授に昇進予定だが、文献によれば平安時代以降にこの島には多くの海賊が現れて奪った財宝をどこかに隠したとあるが? と発言。そんなに偉い先生の弁ならば確かかも知れないと、島民はあっさり掌を返した。素直でよろしい。 島には密かに伝わる何枚かの札がある筈だと続ける奈緒子は、それならば… と次男が差し出した札の裏に模様がある筈だと指摘。それぞれがある文字の一部で、きちんと文字が形勢されるように札を並べると一枚の地図になると説明して、何と言う文字か? との問いに、口に出してはいけない文字、この世に存在しない文字。『私たちにとって聖地を意味します』と里見が書いた『門構えに火』の字を砂浜に記した。 そして次男&三男がその通りに並べ終えると同時に『ちょっと待たんかぁ!』と声を上げて、その札を何処で手に入れたのか? 元男を殺して奪ったのでは? と迫れば、本家からずっと前に預かって保管していたものだと偽る次男に「お前たちのやった事は全部お見通しだ!」と言い放った!! それは聞き捨てならぬと村民が木札の裏を返せば、16枚の木札は『津愚緒斗巳津尾弐子呂左零田野出須』=『次男と三男に殺されたのです』と並べられているではないか!! 『お前さんたちが元男さんから奪ったものは偽物だよ!』『本物はこっちだ!』と時代劇モードの奈緒子は、この札を手に入れる為に自分を島に連れて来た。島民を災いから守る為ではなく財宝を独り占めする為だ。その為に元男を殺したのだ! と暴露。「観念しろ!!」と締め括れば、暴力に訴えようとする三男に次郎の鉄拳が炸裂! お前たちの話しは全部物陰から聞かせて戴いた! とこちらも時代劇モードで矢部&石原が登場。『おうおうおう!!』と石原が十手よろしく警察手帳を示でば、島の伝説にかこつけて財宝を独り占めしようとしたオマエラの悪事、しかと見届けたぁ! と矢部が決め倒した。時代劇一色だな。 さすが先生、我々も潜入捜査をした甲斐があったと矢部に持ち上げられる次郎に、島はどうせ死んで行く! と訴える次男は、今度は何を作って何を壊すのか? と捨て台詞を投げ掛けて連行されて行き…。その様子を確認して去って行く里見のあとを次郎が追った。そして程なく奈緒子の元に戻った次郎は、何をしていたか? との問いには応えずに、宝を探さねばと提案。翌朝ふたりは120年に一度、月と惑星の関係でその日だけ潮が引いて3時間だけ現れるという小島=『東の聖なる地』に船で向かった。 一方長野に戻った里見は、子供の投票が得られずに落選してしまったと嘆く瀬田一彦(遠藤直哉)もやって来た書道教室で、次郎の追求を受けたシーンを回想。こうなる事を解っていたのでは? いや、全部あなたの仕組んだ事で、16年前に夫を奪った島民たちへの復讐の為だけに生きて来た。自分の娘までをも利用する為に、わざと鍵を隠して、剛三の手紙を読ませたのでは? との追求に、自分にそんな力はないと返答。奈緒子の事をよろしくお願いします… と結んだ。 そして、瀬田の呼び掛けて回想モードから戻った里見は、文字には不思議な力があるのだと子供たちに説明。心を込めてもう一度書きましょう! と促す一方の『東の聖なる地』では、財宝を探しつつ今度の事で自分なりに考えたと言う奈緒子が、強いならば最初から腕力で助けてくれれば良かったのでは? と次郎に訴えた。 頭を使うから失敗するのだ。身体だけ使えば良いのであって、何をするかはそのつど私が指示をするとの弁に、助けに来た訳ではなく最初から宝が目的だったと次郎が返したところに、砂に埋まっているお宝の片鱗を発見。 山田、掘れ! はい!! と黒いモニュメント風の物体を掘り進めると、『後世の者たちへ 宝は争いの元になるので全て処分せしものなり。貧しくとも清く生きよ この言葉こそ真の宝なり』と刻まれた男根状のモニュメントが登場! 宝とはこれか? とガックリする奈緒子に、まぁいいかと返す次郎は、120年に一度、たった3時間しか現れない陸地に俺たちは立つことが出来たのだと説明。感動的じゃないかぁ!! Youも感動しただろう!? と熱く訴えるが、3時間=もう少しで私たちは海のなか? と奈緒子が指摘。遠くの船に助けを求めるが、その声は届く筈もなく… だから頭を使うなと言ったんだ、バカ上田! と奈緒子の罵声が飛べば、沖合では密かに照喜名氏が溺れている。 そして鬼束ちひろ嬢がテーマ曲『月光』を歌う傍らで、潮が迫り来る砂地に『山田 上田 HELP』と書き記してあたふたするふたりで… 『トリック』最終回、The end。 |
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▲時代劇&コメディタッチで幕を閉じた最終回。本当の霊能力者の存在とは? それはやはり次郎の傷を触れただけで治してしまった奈緒子の事なのか? との謎を残しながらも随分あっさりと終わったものよのぉ〜 と少々拍子抜けしてしまった。が、『死んだ人間が実は全員生きていた』等、御都合主義や大破綻で終わるよりはマシ。次郎が『黒門島』の標準よりは“明らかに”巨根だった事が判明した事もあるので良しとするか! 堤作品の特徴として、常々俺は『主役をより魅力的に観せる』点を挙げているのだが、『トリック』もしかり。今まで別段何とも思っていなかった仲間由紀恵嬢、同枠『YASHA』では大人しかった阿部寛氏には存分に笑かせて戴き、実に愛おしいボケボケコンビのファンになったしまい… 仕事抜きでも文句無く楽しませて戴きました。監督・脚本が変わっても作風に大きな違いを感じさせないという点では昨今の連ドラ界において実に貴重な事だが、個人的には佐伯日菜子嬢がゲストで脚本:林誠人、演出:大根仁の『黒坂美幸編』(6、7話)が一番楽しめた。矢部の留守番電話や『哲 この部屋』に無条件で笑かして貰いつつ、ホラークィーン・佐伯日菜子嬢に果敢に立ち向かった仲間由紀恵嬢の健闘を謹んで讃えたい。 そんな『トリック』スタッフに感謝しつつ、『萬年テレビ亭・トリック』にお運び戴いた皆様には本当にありがとう御座いました。次期クールのラインナップは追ってアップ致しますので、水曜更新の『バスストップ』、『花村大介』の最終回と、次期クールの『連ドラ定食』に御期待下さい! |
| 製作:テレビ朝日・東宝株式会社/制作協力:オフィスクレッシェンド/プロデューサー:桑田潔(テレビ朝日)・蒔田光治・山内章弘(東宝)/ラインプロデューサー:内山雅博(オフィスクレッシェンド)/脚本:蒔田光治・林誠人/演出:堤幸彦・保母浩章・大根仁/音楽:辻陽/主題歌:『月光』鬼束ちひろ(東芝EMI/VIRGIN TOKYOU) |
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構成・文/阪本 悠 【「トリック」バックナンバー(第1話〜第5話)】【「トリック」バックナンバー(第6話〜)】 |
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