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第5話<8月11日(金)ヨル39〜00:34 テレビ朝日系> 脚本:蒔田光治 演出:保母浩章
<出演>山田奈緒子(23)仲間由紀恵/上田次郎(35)阿部寛/矢部謙三(38)生瀬勝久/石原達也・前原一輝/瀬田一彦・遠藤直哉/照喜名保・瀬戸陽一郎/霧島澄子・菅井きん/山田剛三・岡田眞澄/山田里見(58)野際陽子 ほか
フラフラと家に戻った奈緒子は、人の気配を感じておそるおそる引き戸を引くと… 服を着替えた次郎が現れるではないか!! 今まで何処にいたのか? との問いに「いにしえより…」とウンチクを語り始める次郎は、何処に居たのかと聞いているのだとの突っ込みを制して、それをこれから説明するのだと返答。『いにしえより』この村では女の子を産む為の研究がなされている事や、女児の如き石像が村のあちこちに置かれている等の風習が今回の事件と関係あるのでは? と踏んで昨晩資料館に赴いた。そこで件の曼陀羅図を発見。子供を抱えた母親の図と、『その悲しみは25年に一度。この世に大きな災いをもたらす。災いを防ぐ方法はただひとつ…』を結びつけて、もしかしたら『災いを防ぐ方法』というのは… と思った瞬間、目の前に仮面をつけた男が現れたのだと説明。それはビデオの冒頭に収録されていたミラクル三井だと指摘する奈緒子が、その後は? と尋ねるが、目が醒めるとあらわな姿で納屋の如き場所で縛られていたと返す次郎は、また気絶したのか! との御指摘に返す言葉もなく…。その後とある女性・塚田泰子(松井紀美江)が助けに来たのだと説明。話があるので、今晩村の外れの神社に来て欲しいと告げた泰子は、事件の鍵を握るキーウーマンなのだろう… としたり顔の次郎に、生きているなら何故すぐに出て来なかったのだ! と奈緒子は言い捨てた。
自分は大変な罪を犯し、ずっと隠し続けていたが耐えられなくなった。これから話す事は全て真実なので外の人に伝えて欲しいとの訴える泰子は、橋が消えたので外に出られないと言う次郎に、橋は消えてなどいない、あなたたちの『目の前にある』と言うのだが…。闇を見つめて何かに脅える泰子は忽然と姿を消してしまい… 翌朝、ふたりはやはり橋が消えている事を確認。目の前って何処? と素朴に呟く次郎と共に来た道を引き返す奈緒子は、土の色が変わっている事に着目。もうひとつ道が隠されていた事に気付いたふたりは橋が消えていなかった事を確認すると、物が消えた事は全てトリックでありミラクル三井はインチキ超能力者であると断定。首なし死体はいったい誰なのか? の謎に挑む奈緒子は、次郎と同じくらい大きな人… と思案を巡らせた。
そんなバカな話を人々が信じる訳がないと次郎は言い捨てるが、実はおめぇのような偉い学者先生が調査に来ると聞いた時に村民たちは『しめた!』と思ったのだと言う村長は、その学者先生ひとりを騙す事が出来れば世間はミラクルの超能力を信じるに違いないと踏んで、手の込んだ超常現象を演出。村人一丸となって三井の妄想に付き合い続けて、橋が消えるだモニュメントが消えるだに協力していたと説明。矢部も無事に登場、その前に捜査に来た連中も別の場所でちゃんと生きているそうで、秘密をばらそうとした泰子も拉致されていたのだ。
▲あっさり事件が解決した第5話。前田ひとりの死を隠す為に随分と御苦労様な事だが『過去の記録を消す』くだりは納得が行ったので良しとしよう。しかし狭くて結束の固そうな村で歴代の逃げたいけにえ少女たちはどうやって生き延びたのか…。ひっそり村を出たとしても親と離れてひとりで生きていけるのか? どのみち悲劇には違いない。 |
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第4話<8月5日(金)ヨル11:09〜00:04 テレビ朝日系> 脚本:蒔田光治 演出:堤幸彦
<出演>山田奈緒子(23)仲間由紀恵/上田次郎(35)阿部寛/矢部謙三(38)生瀬勝久/石原達也・前原一輝/瀬田一彦・遠藤直哉/照喜名保・瀬戸陽一郎/霧島澄子・菅井きん/山田剛三・岡田眞澄/山田里見(58)野際陽子 ほか
バングラディシュ人の隣人・ジャーミン氏に日本語の歌を教えたなどと我が物顔でお茶を入れる次郎に、用がなければ帰れ! と言い渡すものの、用があるから上がり込んだとの弁に、ならば尚更お帰り願いたいと出口を指差す奈緒子は、本物の霊能力者の話を聞きたくない? との誘惑には勝てず…。
前田の説明通り村には人がおらず、民家には食べかけのカップラーメンやスイッチが入ったままのテレビや扇風機等々… 先刻まで人が生活していた事が見て取れる。その家に前田を残してふたりは村を見てまわる事を決め、道のそこかしこに置かれた子を抱く母の石像を気に留めつつ、別の民家に上がり込んだ。
しかし! じゃあ兄ぃ、グッドラックじゃけんのぉ〜 と言い残して石原は車で署に戻って行く訳で… 怖ない怖ない、怖ぁ! とビビリつつひとり矢部が山道に踏み入る一方、ビデオを見返す次郎は何処にもタネはない事を確認するが、奈緒子は、ミラクルの一生を台無しにしたのは父・剛三(岡田真澄)かも知れないと言い出した。
▲実に大掛かりなネタで新展開の第4話。初回なので終始説明に徹していた感は否めないが、矢部も絡んでの展開は、最後まで飽きずに楽しめた。演出が堤幸彦氏から保母浩章氏に変わったが、テイストが目立って変わったと感じる事もなく、安定感すら感じさせてくれるので、村民が消えたトリックは全く想像がつかないが、どう落とし込んでくれるのかを楽しみに待つ事としよう。『文字には不思議な力がある』『心を込めて書く文字は、願いを叶えたり、時には災いが近づかないように守ってくれる』との台詞には説得力があって思わず引き込まれてしまったが、瀬田一彦は今後話に絡んで来るのか否か… どうでも良い気もするが少々気になるところだ。月9『バスストップ』と掛け持ちで嫌味な上司を演じるベテラン中丸新将氏。アンドロイドフェイスの由縁かクールで嫌味な役が多いが、一度で良いから浪花節の人情上司を観てみたいなぁ…。 |
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第3話<7月29日(金)ヨル11:09〜00:04 テレビ朝日系> 脚本:蒔田光治 演出:堤幸彦
<出演>山田奈緒子(23)仲間由紀恵/上田次郎(35)阿部寛/矢部謙三(38)生瀬勝久/石原達也・前原一輝/瀬田一彦・遠藤直哉/怪しい男・瀬戸陽一郎/山田剛三・岡田眞澄/山田里見(58)野際陽子 ほか
木札の中から2枚を選んだ澄子は、奈緒子が記した一の位を尋ねると『四』の木札を示して、十の位は? と迫る一方、奈緒子の母・里見(野際陽子)は、村の祠の前で倒れていた。
そんなこんなで儀式部屋に戻ると、どうやって2桁の数字を思い浮かべた? と尋ねる次郎は、なるべく規則性のない無作為な数字を選ぼうとした筈だと指摘。だが無作為に選ぼうとすればする程、人は無意識にいくつかの数字を排除するもので、33や55などのぞろ目や、どこかで見たような数字も選ばないと続けて、部屋に掛けられた『数字まじりの書』をこなして、澄子が部屋を調べるようにそれとなく促したと指摘。そこで目にした数字がインプットされる=無意識のうちに排除されるとすれば、『4』と『7』しか残っていない事、しかも澄子は2枚の札を用意して答えを聞いてから返した事を指摘して、ふたつの数字のどちらが1の位であっても構わないので当たる確率が2倍になるのだと結んだ。ふむふむ成る程。
何故こんな事を! と抱き上げる奈緒子に、「あなたはひとつだけ間違っていますよ」と諭す澄子は、本当に人の心が読めるのだと言うではないか!
▲どっちのお母さんも霊能力者か!? と驚かされた第3話。超能力は手品のトリックで解決出来ると主人公に言わせつつ霊能力者の存在を肯定して行く構成に好感が持てたが、ガラスのトリックは種明かし禁止のネタなのか? 本文で書いた通りの描写に留まっていた。もう少し丁寧に説明して欲しかったが、幕を引かれた次郎が、鼻を動かすサインが通じて嬉しそうに浮いていたシーンでは大笑いさせて戴いたので、まぁいいか。レギュラー陣は勿論、津村役の山崎一氏の好演がたっぷり楽しめて満足満足。霊能力を匂わせる母・里見と父・剛三の死がどう絡んで来るかが生命線となりそうなので、じっくりとお手並みを拝見させて戴こうではないか! |
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第2話<7月14日(金)ヨル11:09〜00:04 テレビ朝日系> 脚本:蒔田光治 演出:堤幸彦
<出演>山田奈緒子(23)仲間由紀恵/上田次郎(35)阿部寛/矢部謙三(38)生瀬勝久/石原達也・前原一輝/瀬田一彦・遠藤直哉/怪しい男・瀬戸陽一郎/山田剛三・岡田眞澄/山田里見(58)野際陽子 ほか
当然津村らが追って来る訳で、ちょっとコンビニに… との言い訳するものの20キロ四方にそんなものは無い! と言われてしまった次郎は背負っていた美和子を降ろすと、
一方の奈緒子は、実家に電話を入れて母の無事を確認。熱でもあるのだろうか? 汗を拭きながら受話器に向かう里見から出先の電話だと指摘されるものの、自分は大丈夫だと言い切る奈緒子は、くれぐれも気を付けるように告げて受話器を置く一方、部屋を出た美和子の前に空中浮遊する澄子が現れた!!このトリックは全然解らないぞ!
同じ頃。愛娘がそんな間抜け男と関わっている事を知る由もない里見は、悪夢にうなされて目を覚ますと、偉大なマジシャンだった夫・剛三(岡田眞澄)の臨終シーンを回想。
▲美和子の死で事件が動き出した第2話。“貧乳”奈緒子と自称“巨●”次郎のコンビネーションは勿論面白いのだが、どちらもボケキャラ。ハイテンションな矢部刑事(生瀬勝久)が絡む事で、グッと面白みが増すものよのぉ〜 と至極納得してしまいマシタ。ニューキャラ・青木(河原さぶ)の“白イチジク茶&キジ汁”があからさまに怪しいが、エセ教祖・霧島『ビッグマザー』澄子よりも、母・里見の方が本物の超能力者らしい気がする今日この頃だ。特に物音を聞いた深夜のシーンは、室内ながらも田舎の吸い込まれるような闇の恐ろしさが全開! 短いながらも正統派で怖がらせてくれる演出センスに脱帽した次第だ。 |
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第1話<7月7日(金)ヨル11:09〜00:04 テレビ朝日系> 脚本:蒔田光治 演出:堤幸彦
<出演>山田奈緒子(23)仲間由紀恵/上田次郎(35)阿部寛/矢部謙三(38)生瀬勝久/石原達也・前原一輝/座長・綾田俊樹/池田ハル・大島蓉子/怪しい男・瀬戸陽一郎/山田剛三・岡田眞澄/山田里見(58)野際陽子 ほか
驚きを押し隠す次郎は30万円の小切手を示すものの、本当のテストはこれからだと前置いて、『母之泉』の教祖、“ビッグマザー”・霧島澄子のインチキを見破って来て欲しいとの新たな条件を突き付けた。
買い物を終えて帰宅する奈緒子は、何故かニコニコ顔の大家・ハルから客人がお待ちかねだと聞いて部屋に駆け込むと、次郎が上がり込んで洗濯物を入れ込んだりしているではないか!!
最初の太田久子は単純な推理で、この暑さで長袖、黒手袋姿では皮膚病持ちであると推測するのは簡単であり、コールド・リーディングなるイカサマ占い師が良く使う手だと説明。それ以外の人は? と問う美和子に、久子の悩みを言い当てた後に開封した手紙は、次の相談者の封筒だったのだろうと指摘。何人かの中でひとりだけ悩みを推理出来れば全員の悩みを言い当てる事になるこの方法は、ワン・アヘッド・システムなる、昔から大道芸人が使っていた手だと、綺麗にまとめた。
▲『貧乳』ねぇ〜 と最後に笑かせてくれた第1話。澄子が口を開いて次週に続く、と相成ると思ったが、『願い』がお金が溜まる事で『悩み』が貧乳ねぇ… ふむふむ、とすっかり感心している場合じゃないな。『どん臭い美人主人公』は堤&蒔田コンビの『ケイゾク』そのままだが、仲間由紀恵嬢は『神様、もう少しだけ』や『PS 元気です。俊平』での陰湿な恋敵役イメージの払拭には宜しいかと存じます。前作『YASHA』から連投の阿部寛さんは、別人の様なダサダサビジュアルでおマヌな助教授を好演。ぺったり髪をなでつけてコテコテに作り込んだ矢部刑事に扮する生瀬勝久氏は、舞台を控えて当分出番は少ないと想像するが、『QUIZ』で見せた好演を期待します。2〜3話完結で超能力を手品ネタで暴きつつ、父・剛三の死の謎に向かって行く構造らしいが、怪しいストーカー男(瀬戸陽一郎)はただのアイキャッチ要員か? 全体的には予想通り面白かったが、感想を求められて『貧乳だよ、貧乳』と応えてしまいそうな阪本デシタ。
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構成・文/阪本 悠 【ご意見・ご感想はこちら】 |