 |  | レアだと思ったのは銀玉仕様のショットガン。こんなもの見たこともない。いったい、どんなお大尽の息子がこれを使ったんだろう。あ、それで思い出した。小学生時代、銀玉鉄砲全盛、僕ら悪ガキ連中も放課後はいつも撃ち合いだった。ほとんどの連中の愛銃は駄菓子屋で買った、20円、30円のコルトもどき。ところが、転校生の鈴木くんは、なんとその駄菓子屋のガラスケース内に厳重に保管されていた僕ら垂涎の300円!の銀玉ピストル、ワルサーp-38だった。そのワルサーはでかくて、リアルに見えて、そして何より、射程が長かった。彼は、遠くから僕らをねらい撃ち。僕達が必死に彼を撃っても、玉は届かない。この時ほど、貧富の差を憎んだことはない。この時のトラウマなのか、長じた僕はモデルガンやエアガンを集め出す。そして10年前、あるモデルガンバーゲン会場で、僕はまるで憑かれたように買いまくり、一日で35万円を使っていた。買って、満足したかというと、逆に落ち込みました…。大量のGUNを前に途方にくれ、3ヶ月後にはほとんどを売っ払っていた。以来、GUN熱はちょっと下火になっている。 |