1999年10月1日更新

ここんとこ、ちまたで大ブレイク声優さん。アニメ好きの皆さんにとってのアイドル的存在、そうでない人にとっても、なんでこんなに人気バクハツなのか気になるところ。
(Volume01/前編)
そんな人気声優さんにいろいろきいてみようというのが、この『声優 温泉』なのです!  
第1回は『少女革命ウテナ』(テレビ東京・劇場版共)の主演、ウテナ役や、『天使になるもん! 』(テレビ東京)の主演、ノエル役などで赤丸急上昇中の川上とも子さんにインタビューさてさて、彼女の魅力にたっぷりつかってみましょうか

―ホームページのインタビューということで、まず、インターネットに興味あります?

インターネットは、見るほう専門。あっ、でも、Eメールはやるかな。最近、『iMac』のストロベリーに買い換えたんです。でも、U.S.マックだったんですよ! もうそれでカナ変換が大変(笑)。

―声優というお仕事を意識しだしたのはいつ頃?

小学校の頃に『六神合体ゴッドマーズ』を見て…。その頃、父を亡くしたんです。それで、「あっ私より、不幸な人がいるっ」って(笑)。それで、私も、こんなふうに人に、感動を与えられることをしたいなってバクゼンと思ってたんです。
それから、高校に入って、大学へ行く準備のために、塾とか行くじゃないですか。実は、私の家って、家系が医学関係だったんですよ。だから、姉も医者になったし。わたしも、高校も理数系に進んだので、そうなるのかなって…。ところが、その時母から言われたんです、「もう、家には学費がないぞ」と(笑)。
普通の家庭から、お医者さんを出す、ってことは想像以上に大変なことだったらしくて…。本にしても、一冊、何万円とかしたり、大変な学費がかかるらしいんです。「だから、もう、あなたの分はないです」って(笑)、高校入った時点でいわれて、「…ちょっと、まってよ。何のために理数科入ったのよっ! 」って(笑)。


―それでどうして声優に?

ちょうどその時、バオバブ学園という養成所のことを何かで見たんです。“お芝居の、声優の勉強か…。おもしろそうだな。じゃ、塾に行く代わりに、ここに行かせてください”と…。で、受けてみたら、運良く受かって、“じゃ、ここに行って、将来何になりたいのか、考えてみよう”って…。そうやっていくうちに、お芝居がとっても面白くなって、ついに「私、お芝居がしたいっ! 」。

―自分のやりたいことがみつかったんですね。

そうですね、“これは、人に感動を与える仕事だから、絶対、私は、むいているっ”と。大学で、何を学びたいかが、見つかったから、演劇科に進んだんですよ。演劇科に進んで、舞台をやっていこうと思ったんです。その時、大学の先生に、私の声はよく通る声で、声優にむいていると。声を出すのに適している声帯をしているっていわれたんですよ。そこで、以前、バオバブの養成所に行ってたご縁から、所属させてもらって、お仕事があったら何か振ってもらえたらって…。バイト感覚で、バオバブのほうに籍をおかせてもらったのがはじまりですね。
その話ぶりがあまりにも堂々として、“さすが! やっぱり凛々しい少女役を演じてる声優さんなんだなぁ、川上さんって(ウテナのようだ)…”と改めて実感。でも時折みせる、ふにゃ〜っとした声も、フルーツのいっぱいのったケーキをウレシそうにほおばる姿も、やっぱり彼女らしくって(こちらは“とも子ちゃん”ってカンジだけど)。
ものまねや効果音(もちろん声でね)がいっぱいのインタビュー中は、仕事だということを忘れて、すっかり楽しいひとときをすごしてしまったのでした。
(後編に続く)

川上とも子●かわかみ・ともこ

4月25日生まれ、東京都出身。
(株)ぷろだくしょんバオバブ所属。 バオバブ学園、桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻、専攻科演劇専攻を経て、「ふしぎ遊戯」でデビュー。

代表作「少女革命ウテナ」天上ウテナ役、「天使になるもん! 」ノエル役、共に(テレビ東京)。現在出演中「カードチャプターさくら」佐々木利佳役(NHK教育・NHK-BS)、「川上とも子のうさぎのみみたぶ」パーソナリティー(AM神戸)など。この秋から新番組がはじまり、多忙の毎日。新番組「ジバクくん」ピンク役(テレビ東京)10月5日より毎週火曜18時30分〜、「魔術士オーフェン―Revenge―」リコリス役(TBS)10月2日より毎週火曜17時〜、「鋼鉄天使くるみ」小金井役(WOWOW)10月5日より毎週火曜19時〜、など。



「(株)ぷろだくしょんバオバブ」ホームページ
http://www.ref.co.jp/baobab/


取材・文/中村恵美
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