No.4 プロファイル


ウィード
主人(犬)公。父親の銀とは生き別れ、病弱な母(桜)を助けながら、けなげに生きてきた子犬だが、実は、熊犬(熊狩り用の狩猟犬)に最適とされる虎毛の秋田犬である。野良犬生活で名前がなかったが、GBによって“ウィード”と名付けられる。“ウィード”は英語で「雑草」の意味。

ウィードの父。“奥羽の総大將”。奥羽地方で巨熊・赤カブトを倒し、犬達の楽園を築いた“伝説の犬(おとこ)”である。
GB
小心者で、お人(犬)好しのイングリッシュセッター。“GB”とは、母国イギリス(グレートブリテン)にちなんだ名前と思われる。かつてはエリ−ト銀行員に飼われていたが、バブル期の不正融資が原因で飼い主は自殺、その後は野良犬に身をやつして、北アルプスの野犬集団の中で、‘パシリ’犬と化している。北アルプスの山中で偶然ウィードに出会い、自分を変えようという勇気を与えられる。

メル
レニーの息子(犬)。ゴールデン・レトリバー。レニーが言うにはウィードと同じ歳ぐらい。引き取られた先の豊田市の家では、母への思いから懐くことが出来ず、早々に捨てられてしまい、野良犬となって、付近の山で悪党犬ブルーの使い走りをやっている。山中で母と再会を果たすが、ブルーの命令により心ならずも“家庭内暴力”に及ぶことになってしまう。だが…!?
レニ
ゴールデン・レトリバーの牝犬。病気で衰弱しているところをウィードに助けられる。のっけからウィードには「おばさん」と呼ばれ、GBからは、あろうことか「ババア」などと呼ばれていることから察するに、我々人間の目からは見分けにくいが、相当な年配の御婦人(犬)だと分かる。どうやら横須賀在住の飼い犬で、七匹の子犬を生んだが、六匹はペットショップに売られ、体が弱かったために残った一匹も、愛知県の豊田市に引き取られた。レニーは、その一匹の息子(メル)に会いたくて、遠く旅してきたのだった。GBは、彼女の病気をジステンパーだと疑うが、ウィード達にそれが移った形跡は、とりあえずない。
スミス
かつての銀の盟友で、伝説の“奥羽決死隊”のメンバーだった15歳の老犬。野良犬となったばかりのGBが車に引かれそうになるところを助け、自らは右前足を失った。老いたりとはいえ、土佐犬をも怯ませる程の強烈なオーラを放っている。


奥羽で盗賊討伐隊長を務めている。奥羽の伝説の戦士の一匹(ひとり)であるベンの長男。影虎ら反主流派からは‘上の命令しか聞こえねえ石頭’と誹られているが、その影虎とは幼なじみであり、かつては無二の親友だった。
影虎
黒虎毛の甲斐犬(山梨原産の狩猟犬)。もはや犬達の楽園ではなくなってしまった奥羽の中で、もう一度、楽園を復興させようと目論んでいる、奥羽の反乱分子のリーダーである。影虎もまた、奥羽の最強の戦士の一匹(ひとり)だった黒虎の息子である。
ベン
剣の父親。かつては奥羽の総大将・銀の参謀役。今は山梨は甲府で隠居生活を送っている。

ネロ
北アルプスにシマを持つボス犬。GB、佐助達を‘パシリ’としてコキ使っている。わがままなことを部下に要求する嫌な奴である。
佐助
ネロの‘パシリ犬’。元は飼い犬だったが、北アルプス付近のオートキャンプ場で飼い主とはぐれ、その境遇に落ちた。ウィードに勇気を与えられ、ネロの元を脱出し、件のキャンプ場で飼い主との感動の再会を果たす。

『殺し屋軍団』

ジェロム

ホイラー

ノース

ロッカ

ロバート
ジェロムをボスとし、“怪物”を倒すため人間によって訓練を受けた『殺し屋軍団』。当初は15匹いたと言うが、“怪物”との二度の闘いにより、ジェロムを含め5匹に減ってしまった。ホイラーは『軍団』の副将。ノースは“牙城”に立て籠った“怪物”を偵察に行き、早くも首を食いちぎられてしまう。ロバート、ロッカ、そしてホイラーは、“怪物”に対し決死の突撃攻撃を敢行し、散ってゆく。

作者
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