そう教えられてきた日本人にとって、繋がりを大切にするということは、当たり前のように身に沁みこんでいます。良いご縁はもちろん生涯大切にしたいものですが、縁には「良縁」と「悪縁」があります。せっかくの縁だから、と悪縁に縛られて良縁を逃していたら本末転倒ですし、時には思い切って縁を切り、心を楽にすることも大切です。それは、直接的な距離を置くだけでなく、「心の距離」を置くことでも可能です。人間関係だけでなく、嗜好品やギャンブル、悪習慣などにも使える一冊です。
ですが、自分の気持ちの中で必要な縁とそうではない縁を整理・整頓することは可能です。
実際の生活は変えずに気持ちの整理をつけて、ポジティブに生活したい方にオススメです。
京都・四条にある縁切り神社。第38代天智天皇の時代(668~671年)、藤原鎌足が一堂を創建したのが始まり。御祭神である崇徳天皇が、讃岐の金刀比羅宮で一切の欲を断ち切って参籠(おこもり)されたことから、古来より絶ち物の祈願所として信仰された。恋愛や親族などの人間関係の他、病気・酒・煙草などの縁切りにもご利益があるとされ、年間約100万人が参拝に訪れ、祈祷依頼も年間400件を超える。中央の穴をくぐると縁切り・縁結びのご利益があるとされる巨石「縁切り縁結び碑」は有名。