ミナミの帝王
本編の主人公は、トイチ(十日で一割の利息)の銭貸し・萬田銀次郎。その手段を選ばぬキリトリから「ミナミの鬼」と呼ばれている。
この度、金融劇画の金字塔「ミナミの帝王」第99巻が発売となる。
今回収録されているのは「ハケンの真実」「宗右衛門町なみだ雨」「緑茶戦争」である。
「ハケンの真実」あらすじは以下の通り。
派遣社員を重宝する大手家電メーカー「マジソン」。その工場で働くハケン社員・緒方は、娘のピアノレッスン費用を捻出するため、銀次郎から二万五千円の借金をする。そして銀次郎から知らされる驚愕の事実。
『企業は、3年を超えてハケン社員を雇いたい場合、直接雇用しなければならない』という派遣法の存在を知った緒方は、マジソンに闘いを挑むが、惨敗する。このままでは貸した銭を取りはぐれると判断した銀次郎。新聞記者や国会議員を巻き込み、緒方を正社員にするべく、立ち上がる。
それに対し、マジソン社長・大田原勝夫が反撃に出る。大田原は日本総経団連会長も務める経済界の大物である。奇策を用いて、銀次郎の前に立ち塞がる大田原。それに対し、銀次郎は!?
社会問題にもなっている「派遣労働者問題」を鋭く抉る!!
「ハケンの真実」いよいよクライマックス!!
「宗右衛門町なみだ雨」は男女の深い情愛が描かれた読み切りである。人情の街・大阪の恋物語を堪能して頂きたい。
「緑茶戦争」はペットボトル緑茶市場の裏側が描かれる。総合飲料メーカー・サンバードの商品開発部に勤める咲原理子の熱い闘いに、注目して頂きたい。

(ボスラテ)

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