白竜が仕掛けたファンタジーランド建設計画。
県も巻き込んだ壮大な事業は、その大きな利潤に群がる魑魅魍魎どもを呼ぶ事になった…。
中でも大手開発業者・五大不動産の社長・尾見川は一番の強敵。
老練な手口で白竜を陥れようと画策する。
今回の見所は白竜と尾見川との頭脳戦だろう。
これまで、暴力で対抗する猛者は何人もいたが、知略で白竜と並ぶ者はなかなかいなかった。
この13巻では、どちらに転ぶか分からない程の緊迫した闘いを見ることが出来る。
白竜の魅力とは圧倒的な暴力と知力、そして非情なまでの冷酷さだろう。
今回もそのワルっぷりが存分に堪能できる巻になっている。
表と裏の実力者が本気でつぶし合う総力戦をじっくりと楽しんで欲しい。