百一 hyakuichi
『この世界の片隅に』『夕凪の街 桜の国』などで根強いファンを持つ、こうの史代が週刊漫画ゴラクで連載していたオールカラー1コマ漫画をまとめた1冊。
「百人一首」の上の句5字と下の句7字を合わせた12字で主人公・フクコを中心とした日常をゆるやかに描く。
「百人一首」を解説した本ではなく、「百人一首」で使われた12文字を使って言葉遊びで新しい物語を描くという、異色の「百人一首」本。
総天然色の絵を味わいながら和歌の語感に親しみダジャレや語呂を楽しむという「感覚」に特化した1冊で、こうの史代ならではの世界観を楽しめると思われます。
主人公のキャラクター「フクコさん」は「オタフクソース」企業HP内で片渕須直監督、スタジオMAPPA、コトリンゴ、尾身美詞など『この世界の片隅に』スタッフによりアニメ化されています。
担当者コメント
著書のこうの史代氏はファンを多く抱える人気作家。 3年ぶりの新刊書籍はファン待望の1冊となることでしょう。 本書構成は見開きで一首を扱う。 右ページ解説等の文字要素、左ページ一枚絵(漫画)の組み合わせで100首を取り扱った物語。
1968年広島市生まれ。1995年『街角花だより』でデビュー。 おもな作品に『この世界の片隅に』(第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞)、『夕凪の街 桜の国』(第9回手塚治虫文化賞)など多数ある。

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