地獄変・河童
芸術に対する覚悟、風刺に込めた自虐――
時は平安時代。異常の天才絵師・良秀は、大殿様に頼まれた地獄の屏風絵が描けずに苦しんでいた。遂には、業火に焼かれ悶え苦しむ女の姿を、実際に見たいと望む良秀。そこで大殿様は望みをかなえるべく……。
芥川龍之介の代表的な短編小説を徹底的に漫画化。読みやすく親しみやすいマンガで、芥川王朝ものの傑作『地獄変』と、人間社会を痛烈に批判した最晩年の代表作『河童』をお楽しみ下さい!!
芥川 龍之介 (あくたがわ・りゅうのすけ)
(1892~1927)東京都出身。代々江戸城の奥坊主(茶室の管理役)を務めた家柄に育ったため、幼少時から文芸・芸事への関心を示す。東京帝国大学在学中に発表した『鼻』(1916)が夏目漱石に認められ、文壇にデビュー。主に短編小説を書き、古典に題材をとった『羅生門』『芋粥』など多くの傑作を残した。

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