紀元前246年、13歳で即位し、史上初めて中国を統一して500年の争乱の歴史に終止符を打った秦の始皇帝。歴史に残るその戦いと数々の偉大な功績、また謎に満ちた生涯、始皇帝を支えた多くの忠臣を、最新研究をもとに図解、イラストを交えてわかりやすく解説する。人気マンガ『キングダム』でも脚光を浴びた「始皇帝」の人物像と中華統一や数々の偉業の謎と軌跡に迫る。
担当者コメント
「始皇帝」といえば、中国の統一、万里の長城、始皇帝陵の兵馬俑、不老不死、焚書坑儒、奇貨居くべしなど有名なことが断片的にしか思い浮かびませんでしが、歴史を紐解くと、もっともっと興味深いエピソードに彩られていることがわかりました。そして、それらが2000年以上前の話であることに、あらためて驚かされました。きっと、始皇帝の謎と魅力に惹かれるはずです。
1962 年東京生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。文学博士。現在、早稲田大学理事・文学学術院教授。大隈記念早稲田佐賀学園理事長。三国志学会事務局長。専門は古代中国思想史。主な著書・監修本に『眠れなくなるほど面白い 図解 三国志』(日本文芸社)、『始皇帝 中華統一の思想―「キングダム」で解く中国大陸の謎』(集英社新書)、『教養として学んでおきたい三国志』(マイナビ新書)などがある。
著者コメント
ベストセラーとなっている歴史マンガ『キングダム』の影響は大きく、始皇帝への注目は熱いものがあります。中国古代史に関心を抱く人も増え、中国古代を研究している身としてはうれしい限りです。従来、始皇帝といえば、自分に従わない者は容赦なく処分するなど非情な暴君としてのイメージがありました。しかし、マンガでは、平和のために統一を目指す、武勇に優れた名君として描かれています。みなさんは、どちらが本当の始皇帝だと思いますか。始皇帝にまつわる多くの物語を俯瞰しながら、あなたなりの始皇帝像を見つけてみてください。